名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
『厭世(えんせい)』とは、世の中をいやなもの、人生を価値のないものと思うことの意味。厭(いや)とも読むので、『いやよ』と読んでもつじつまは合う。嫌な世の中だ、いやだいやだと悲観的に反発、抵抗、逆らう感じが、伝わってくる言葉である。『楽天』とはその逆だ。真逆。これに関しては、私が生み出した言葉、ネガティブブラックホール&ポジティブビッグバンを見てもらうことで、合点がいくだろう。
ヘレン・ケラーは言った。
彼らの意見は一致している。またもちろん、彼らだけではない。多くの人間がこの事実に気が付き、言葉を残している。それはページ下部に記載した黄金律を見ればわかるだろう。また例えば、動物のカタチが進化した理由について考えてみる。例えばキリンが首が長い理由は、生き残るためだ。首が長ければ遠くの敵がわかるし、また、他の動物が食べられない高い位置にある草木を食べることができるようになる。
同じように、全ての動物は生き残るために進化していった。クジラは昔、陸に上がることができた。しかし、生き残るために水中だけで暮らすようになった。シマウマの縞や蝶の模様はどうだ。天敵から身を守るために作られたデザインだ。進化発生生物学(エボデボ)分野のスーパースター、ショーン・B・キャロルの著書『シマウマの縞 蝶の模様 エボデボ革命が解き明かす生物デザインの起源』にはこうある。
かの偉大な狩猟家(テディ・ルーズベルト)は更に言う。『草原にすむ獣で、その体色によって敵の目を欺こうなどということはかなわないし、敵の目から逃れようとしているものもいないというのが事実なのだ。…草原で遠くからでも一番目立つのがヌーで、その次がシマウマとハーテビーストであり、キリンが一番目立たない。』
そして、『シマウマの体色がほんとうに保護色だと言い張るなら、シマウマ柄のハンティングスーツを着て試してみるがいい。すぐに獲物に見つかってしまうはずである』と挑発している。 (中略)ルーズベルトよりもアフリカ滞在が長かった動物学者のヒュー・B・コットは、ルーズベルト大統領とは見解を異にしていた。古典として遇されている彼の大著『動物の適応的色彩』の記述は、広範な研究に基づいている。
コットは絵描きとしてもすぐれた才能の持ち主で、動物の体色の隠蔽、誇示、偽装の効果を発揮する仕組みについて慧眼を備えていた。コットが披露している見識は、単なる専門家の自己満足ではない。かの大著が書かれたのは英国が第二次世界大戦に参戦する直前のことであり、当時のコットは、英国陸軍にカムフラージュ効果を助言する『偽装具』だったのだ。コットによれば、シマウマは自分の輪郭を消すために分断職のパターンを利用しているのだという。
襲われる可能性の高い薄暮時や、身を隠す植生の少ない場所では、シマウマほど見つけにくい動物は少ない。さまざまな背景で『何千何万』というシマウマを見てきたと豪語するシマウマ体験豊富なホワイトは、次のように述べている。『とにかく、職性の乏しい場所では、シマウマほど目立たない動物はいない。白と黒の縞が背景とまじりあい、全然目立たなくなってしまうのだ。』
シマウマの縞模様に関しては、この隠蔽説のほかにもいくつかの説がある。群れの中では、周り中で縞模様が動いていると、個々の動物を見分けにくくなる。もしかしたらこの効果が、敵を混乱させるのかもしれない。もう一つの説は、縞模様が吸血昆虫から身を守ってくれるというものだ。吸血昆虫の中には、全身が黒っぽい動物を好むものがいると言われているからである。
彼らに『思想』はないかもしれない。だが、『そうありたい、そうあらなきゃ』という強く疼くエネルギーが人間も含めた動物の姿かたちを変えていくのは不思議だ。動物の場合、長い年月をかけてDNAレベルで少しずつ変化を遂げているのが見受けられる。だが、こと思想を確実に持っている人間に関しては、この人生という有限の時間の中で、性格的に大きな変化を遂げることができる、希少な生き物だ。
我々は一体何のために他の動物と違い、思想を持っているのか。他の動物の生きざまから我々人間は、何を学べるのか。そういうことを考えることができるのも人間だけだ。そう考えただけでもワクワクしてくる。このワクワクこそが楽天であり、心躍るこのプラスのエネルギーは、時に奇跡を起こす。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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