名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
両親から宗教を強要されて、一時、その問題の複雑さ故に思考放棄した時期がある私は、この言葉の意味について、熟知している。考えることを放棄するのは、簡単だ。しかし、簡単な道を選んだ人間など、簡単なものにしかならない。それはつまり容易であり、安易だ。誰にでも到達できる場所にしか行けない人間だ。それだけの人間にしかなれない。私がそうだったのだから。気づけば、主体性を失い、場当たり的な人生を送り、得られる権利も、動ける範囲も、矮小なものになることを余儀なくされることになるだろう。
アリストテレスは言った。
つまり、自分の人生の舵を握り、主人となって文字通り、主体的に生きる人は例え生まれた身分が奴隷であっても、彼は奴隷ではない。だが、自分の人生の舵を握ることを放棄し、舵を握ってくれる主人を探して反応的に生きる人は、例え生まれた身分が自由民であっても、彼は奴隷である。
我々は、奴隷じゃないのだ。人間なのだ。人間には意志があり、主体性があり、そしてその命の日数は限られている。立ち止まって、自分の心と向き合うことに苦痛を覚えるなら、それだけ、抱えているテーマの規模が甚大かつ複雑なものなのだろう。だが、だとしたらチャンスではないか。少なくとも私は、あの宗教を死ぬほど憎んだ時代があるこの私が、『四聖』に数えられる、
孔子、
ブッダ、
キリスト、
そして世の偉人たちと向き合うことが出来たのは、
かつて、宗教を強要されて、心底からその問題について振り回された事実があるからだ。今ではその経験にとても感謝している。人間が何であるか、この自分の人生がどんなものであるかを、少しは理解したつもりだからだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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