儒教の始祖 孔子(画像)
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孔子は40歳を節目の年齢とみなしていた。10代20代は、いろいろと経験したことだろう。実は、『四聖』に数えられる残りの3名、ソクラテス、ブッダ、キリストも、 時代背景も手伝ってはいるが、同じように人生を葛藤した青年時代を過ごしている。時代背景に大きな違いはあるが、そう考えたら、元気づけられないだろうか。
(あの聖者たちも、そんな時代があったのか)
と思えば、人生について、大いに葛藤し、道を見極めんとする時期は『必要』なのだ。
40歳までには大体の形が整っていればそれでいい。 なんとなく、これぐらいが節目だと思って、大いに悩み、大いに行動し、大いに世界を旅をすることだ。『世界を旅する』というのは別に、本当に旅するだけのことを指すのではない。それも当然良い。だが、本を読み、歴史を紐解いて、世界のことにくまなく目を配る。あるいは、自分の心と思う存分に向き合い、真実の答えを探究する。これも『世界を旅する』ことに該当するのだ。
その中で、自分がこの一度しかない人生で、さしずめ『全人間が、種が絶滅するその日まで続ける、人生というこのリレー走』で、どんな走りを見せ、次のバトンを繋ぐのか。それを決断するのだ。
子曰く、吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。