儒教の始祖 孔子(画像)
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孔子は、
『人が三人集まれば、必ず自分より良い面を持っている人がいるし、 劣った面を持つ者もいる。だから、良い面を吸収し、劣った面を真似しなければいい。』
と言う。とにかく学ぶ心が大事なのだ。『あんな奴に学ぶことなど何もない』と強く思うぐらいなら、その相手はさぞかし異常な態度を取ったのだろう。そして、その延長線上はどうなったか。それを見届けるのだ。きっと大きな失敗をして、自分の人生、そして子孫の人生にとって、彼は貴重な、『資産』となるだろう。
資産、財産、遺産とは、決してお金や不動産や権利書だけではない。例えば、『原爆ドーム』や、『アウシュビッツ強制収容所』は、『負の世界遺産』である。我々は負の世界遺産を守り続けることで、二度と同じ過ちを繰り返さないと、誓い続けるのだ。
ここ10年の間に見た人間の中に、大都会東京の夜の街で幅を利かし、多くのお金を落とし、さも東京の頂点に君臨しているように振る舞う3人の『お金持ち』がいた。
だが、一人は脱税をリークされ、会社を倒産に追い込まれ、一人は類稀な事件を起こし刑務所に行き、一人はその反動で精神を狂わせ、死に至った。彼らは私の友人ではなったが、確実に私の知り合いだった。私は彼らの絶頂期の態度と、地に落ちた態度をこの目で全て見てきた。
日本コカ・コーラや、ジョンソン・エンド・ジョンソンという世界的大企業で社長を務めた新将命氏の著書、『経営の教科書』で、
『膨張と成長は違う』
という絶大なる叡智を知っていた私は、彼らの生き様を見て、更に確信が深まったのである。一つ言えるのは、『この本』も、『彼ら』も、確実に私の『教師』であるということだ。
子曰く、我れ三人行えば、必ず我が師あり。