ものの順序には『守・破・離』があり、 イド、自我、超自我という自我レベルの段階があり、 モチベーションのバージョンは3.0まで引き上げられ、 五段階欲求の頂上にあるのが『自己超越』である以上、男が目指すのはただ一つ、『離』であり、『超自我』であり、『モチベーション3.0』であり、『自己超越』だ。
難しい?だからこそやるのだ。見栄とプライドの意味を履き違えている人間が大勢いるが、本当にプライドが高ければ、この段階の事実を知った瞬間から、頂点を目指さなければ、支離滅裂だ。『金持ちになる』ということなど、一文字も書いていない。ここに挙げた段階の頂点は、70億人、どんな環境や運命にある人でも、全ての人間が目指すことが出来る境地である。では、それらに達した人は一体どういう人なのか。それは、『ワンピース』でも、見ることが出来る。
『気持ちはわからんでもないが ただ酒をかけられただけのことだ怒るほどのことじゃないだろう?』
これ関しては、以前も書いたが、『見栄を張る』(他人に自分の実力以上に見せる)人間は腐るほどいるが、『見得を切る』(甚大な”力”にも屈しない)人間は、ごく一部だ。それからこの章の、最後の行がポイントだ。修羅場をくぐり抜けた男は戦いのタイミングを間違えることはない。『風林火山の兵法』にもあるように、いつでも火のように燃え盛っているような人間では、大局を見誤る。『情に溺れて大局を見誤る』という言葉の意味とは、文字通り、例えば目の前の一人の兵士の命を庇い救ったが為に、反撃の好機を逃し、それにより百人或いは千人の兵士の命を失う結果となる、ということ。
死にゆく兵士の命を『無駄死に』にしたくなければ、その場面、数千の命を守るという選択肢を取り、勝負に勝ち、彼の死を『名誉の死』に昇華させる。究極の場面ではあるが、こうした規範意識を持つ人間でなければ、人の上には立てない。器の大きい人間を目指すなら、時には、今回のシャンクスのように、『山』として、微動だにしない図太さが必要だ。そして、『ここだ!』と思った時に、全てを焼き尽くす『烈火』の如く、溜めに溜めた”力”を、いかんなく発揮する。その『時期』を見極められるかどうかが、人生を大きく左右する。欲、時間、他人、型、見栄、これらに支配されているようでは、大局を見誤る。これらを支配してこそ、『この世を生き貫いた』と言えるのだ。
Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV
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この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。