この人生、はじめから『正解』などない。はじめから『決まり切った幸せ』なんてない。細く永く生きても価値がすり減るし、太く短く生きても物足りない。皇族に生まれても不自由を感じるし、貧しく生まれても、温かい家庭を作れる。寒さに震えた者は太陽を暖かく感じるし、砂漠で水に飢える者は太陽を恨む。
今から2500年以上前、かの”四聖“の一人、仏教の祖である『釈迦』は、『諸行無常(しょぎょうむじょう)』と言う真の言葉を遺した。『諸行無常』とは、この世の現実存在はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないことをいう。私は何の宗教も持たないと誓う人間だが、それは、現生の世には、偽物のエセ宗教家が多かったりして、宗教の価値が廃れ、魅力を感じないからだ。だがおそらく、こういう本物志向の私でも、本来真の真理を教えて説く”四聖”のような賢人と直接話をすれば、彼らを尊敬せざるを得なくなるだろう。
この言葉は、永久不変、未来永劫として真理である。人は、生命は、この世とは、はじめから『諸行無常』なのである。同じ場所に在ると思っても、0.1ミリ動いている。同じ形で在ると思っても、原子のレベルで分かれている。宇宙は今この瞬間も広がりつづけていて(諸説ある)、星はいつでも衝突して消滅する可能性を持っている。『正解』なんてない。『マニュアル』なんてない。『諸行無常』なのだ。だからこそ、人は迷い、葛藤し、もがき、自分にしか生きれない人生を、少しでも有意義にしたいと願う。
私は、それでいいと思う。それをひっくるめて、人生だと思う。『諸行無常』だからこそ無限の可能性が生まれ、生きるエネルギーが爆発するのだと思う。ときに人は、あまりにも大きな試練に打ちひしがされ、抗う体力も、葛藤の気力も奪われ、生きる意義を見失うこともあるだろう。そんなときは、『諸行無常』を思い出せばいい。自分だけじゃない。最初から、人間も含めたこの世の全ての存在が平等に、『諸行無常』なのだということを。
byフォスディック
『もう何も見えんのかお前には!!!どんな壁も越えられると思うておった”自信”!!疑うこともなかった己の”強さ”!!!それらを無情に打ち砕く手も足も出ぬ敵の数々…!!!この海での道標じゃった”兄”!!無くした物は多かろう世界という巨大な壁を前に次々と目の前を覆われておる!!!それでは一向に前は見えん!!後悔と自責の闇に飲み込まれておる!!
今は辛かろうがルフィ…!!それらを押し殺せ!!!失った物ばかり数えるな!!!無い物は無い!!!確認せい!!お前にまだ 残っておるものは何じゃ!!!』
『仲間がいる゛よ!!!!』
byドゴール
Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV
※画像は以下の参考文献から引用しています。
この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。