人も動物も、下を向くか上を向くかで”強さ”が決まる。たったそれだけだ。
『刑務所の鉄格子の間から、二人の男が外を見た。一人は泥を眺め、一人は星を眺めた。』
自分の人生から逃げない覚悟を持つべし。”自分の人生”というのは、成長する努力を怠り、それを正当化していた自分のことだ。 “確かな一歩”の積み重ねでしか遠くへはい行けないのに、 “同じ毎日”の繰り返しを送ってしまっていた、自分のことだ。能力?ポテンシャル?関係ない。『窮鼠は、猫を咬む。』小さき者も、力なき者も、孤高なる者も、皆、命を守るために、命がけで闘う。
その姿からは、この世に生まれ、そして儚く死んでいく生命としての、意地を感じる。この儚い生命、下を向いて一生を終えたのなら、本当に”無意味”なものになる。だが、前を向いて全力で生き抜き、”意地”を見せる生命には、 “意義”が生まれる。『この姿こそが、生命の在るべく姿なのだ』という、尊い意義が生まれる。
宮崎駿は、映画『もののけ姫』で、主人公のアシタカを描くとき、記者にこう説明していた。
『この描き方で決まるんです。こういう敵の攻撃のとき、ひるんで後ろに引くか、前のめりになるか、それでその人物の性格は決まるんです。こういうとき、ひるんで下がってしまうような奴は、何度やってもそうなる。人生でどんなことがあっても、そうなる。』
前を向く人間は、知っている。この世が儚いことを。自分が無力なことを。だから惜しくなんかない。最初から、儚いのだから。下を向き、自分の人生を思い上がり、逃げ、無様をさらすよりは、最後まで前を向いて、全力で生き貫くべし。
『背中の傷は 剣士の恥だ』
Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV
※画像は以下の参考文献から引用しています。
この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。