『草船借箭の計(そうせんしゃくせんのけい)』然り、 “柔よく剛を制する”とは、相手の力を利用して相手を制する、そうすれば小さい者でも大きな者を倒すことができる、ということの意味。例えば、『馬鹿力』とは、『バカみたいに強い力』だと浸透しているが、実際のからくりは違う。『バカだからついてしまった力』という意味である。
『てこの原理』を考えれば分かる。どこに支点を置くかによって、少ない入力で、大きな出力を生むことが出来るのだ。いや確かに、『馬鹿力』でも『力』は『力』だ。ついていないよりはいい。しかし、そういう輩は、とかく『力任せ』にやりたがる。それでだけでは、越えられない壁があるのだ。
『”柔”なき剣に強さなどない』
小さい者が大きい者を投げ飛ばす。「柔よく剛を制す」という思想が示すこのアクションこそが、柔道や合気道を筆頭とした、あらゆる武道の真髄に根付いている。体格のいいアメリカ人やロシア人からすれば日本人はまるで子供。しかし、その分智慧を使って、戦争に負けたのに、かつては世界2位の経済大国まで駆け上った。戦後の革命的復旧や、震災後の秩序の高さを見て、日本は今、世界で最も影響を受ける国として数えられている。我々が人間で一番、誇り高き精神を持っている証拠である。本当に強い人間とは、”力”でねじ伏せる人間などではなく、どんな”力”にも屈しない、崇高な精神を持った人間なのだ。
Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV
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この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。