『可愛い子には旅をさせろ』という言葉の意味を、どれだけの人が理解しているだろうか。『知っている』のと『理解している』のとでは、意味が違う。数年前、ある本を “読んだ”と周りにいいふらす友人が居たが、その本には、『本当の友人は無意識にでも友人の足を引っ張らない』という内容が書いてあったはずなのに、彼自身が私も含めたいろんな人の成長しようとする足を引っ張っていた。さて、彼は本当にその本を、”読んだ”のだろうか。
『子供がかわいいと思うなら、親元で甘やかすのではなく、世間の厳しさを教えて育てた方が子供がしっかり育つ。』
それが冒頭に挙げた言葉の意味である。『知っている人』『理解している人』前者と後者との違いは、それを実行できるかできないかの違いだ。どんなに煙たがられても、どんなに誤解され、嫌われても、それが実行できる。そういう人が、その言葉の意味を、本当に理解している人である。また、『恋は奪うもの。愛は与えるもの。』というが、その違いを理解しているかどうかも、人間関係には大きく影響する。
『勝手なマネは許さないよ!!』
『お前なんかが海へ出て一体何が出来るっていうんだい!!』
『さぁ…行っといで バカ息子…』
よく周りから誤解される人は、知っている。いずれ誤解が解けた時、まるで『堰止め』されていたダムの水のように、堰が外れて勢いよく放出された感動の海の水が、全ての悩みや不安、疑いや悲しみを、洗い流してくれるということを。本当に思いやりのある人間は、そういうことを理解している人間だ。ちょっとやそっとの時間、”堰止め”されたところで、動じない。それぐらいの器が無ければ、そもそも自分のことで精いっぱいのこの人生で、人(他人)のことを気にかけることなど、できないのだ。
Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV
※画像は以下の参考文献から引用しています。
この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。