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トラファルガー・ロー『人に親切にしときゃあ…てめェにいい事があるって言うだろ』

メタの世界』に書いたが、以前、ある知人がWEB上のプロフィールに、 『俺は駆け引きが天下一品だ』 と記載してしまっていたが、 自分の駆け引き力を誇示したいあまりに、 『私は駆け引きをする人間です』 と手の内をバラしてしまっているのだから、 これでは相手に警戒され、駆け引きにならない。 『表面』にこだわってしまっては、”脳のない鷹”になってしまう。プロの詐欺師や私服警官が『変装』するように、 『相手の警戒レベルをいかに低くするか』 これが駆け引きを有利に運ぶための、絶対条件なのだ。 ミエに支配されているような人間は、メタも支配できない。

 

『特命係長只野仁』  がいい例だ。 本物は、『メタ』の世界に生きているから、 『表面』などで馬鹿にされても、何とも思わない。『ミエ』に支配されている人間は、馬鹿にされることに耐えられないので、 つい『爪』をひけらかしてしまうのだ。 人は相手に対して、 (そうあって欲しい) と、思い込もうとする。 そして、 (自分と対等か、あるいは劣っていて欲しい) と、思い込もうとする。 それなら、後は『その人物』になりきるだけだ。 『赤壁の戦い』における天才軍師、周瑜も、『それ』がわかっていた。 これが『メタの世界』である。

 

『人に親切にしときゃあ… てめェにいい事があるって言うだろ』

 

『ポーカーフェイス』という言葉があるだろう。『駆け引きに自信がある』なら、 この手の基礎原則ぐらいは押さえておかなければならない。 ポーカーフェイスとは、『本当は異常なのに、正常な素振りをする』こと、あるいはその逆で、『本当は正常なのに、異常な素振りをする』という、駆け引きだ。 人間には『表面上』と『水面下』の、 二つの世界があることを忘れてはならない。 もっとも、もっと高次元の世界もあるかもしれないが、 それはまた別の話だ。

 

 

Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV

※画像は以下の参考文献から引用しています。

 

一言

この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。