本当の『仲間』とは、どういう関係のことだろうか。何もかも自分で背負い、一人で生きていく人は確かに強い。だが同時に、人間としてどこか欠落しているかのようにも思える。
『ごめんみんな、私と一緒に死んで!!!』
仲間というのは、欲望を満たし合うだけの、表面的なつながりではない。本物の『仲間』に出会えなかったナミは、直前までルフィのことを、いや、他人のことを疑って、利用していた。仕方なかった。人間は皆、弱いから。無力だから。自分を守るために、村の皆を守るために。本当は、心の底で助けを求めていた。でも、助けた人が、また自分の為に殺されてしまうのだけは、避けたかった。だがルフィは、その全てを受け止めた。命をかけて血のつながらない他人を守ろうとする、本物の『仲間』に出会えた。その瞬間ナミは、確かに一人で背負って強かったが、自分の限界を穴埋めしてくれる本物の仲間と出会えたことで、より一層強くなることができたのだ。人を信じる勇気を覚えることができたのだ。
仲間というのは、そうやって、人の人生観を大きく変えるような、そういう人間関係のことをいう。『あいつがいなけりゃ自分は成り立たない』。一心同体。そう言えるほどにぶつかれる仲間と、本気になれる仲間と、あなたは出会えているだろうか。もし出会えていないのであれば、それは誰のせい？運命のせい？それとも、自分のせい？
Vアニメ「ワンピース」15周年記念！15の名場面で綴る感涙PV
※画像は以下の参考文献から引用しています。
この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。
