これは正直、男の私が深く語るようなことではない。 ないのだが、男の私から語ることがいくつかあっても支障はないだろう。 男は、それを突き詰めるほど『漢(おとこ)』を目指すものだ、 あまりまだるっこしいことはしない。 白黒もハッキリさせる。 そういう、竹を割った気持ちよさを持つのが、『漢』の特徴である。 だから女性の気持ちはわからない。わかる必要もない。それが男の考え方だ。
だが、女性の気持ちが理解らない人間が、 『漢』を語る資格があるだろうか。そう考えると、その答えは『No』でありそうだ。 ということは、やはり『漢』とは、 女の気持ちを理解していなければならず、 それでいて、自分を貫かなければならない。 そういうことになるのだ。
『いいえ……!「さよなら」という言葉だけは… 言わずに去ってくれぬか』
女心を利用して騙したり、 あるいは女からよく見られようとしてヘラヘラしたり、 そういう人間に『漢』はいないのだ。 女は曖昧に浸りたいときがある。それは、どうせ散り行く運命に生まれた女性が生きるための、 健気な夢(ロマン)なのだ。それを理解できないのは、男(パートナー)ではない。
私は、一度別れた女性とは二度と復縁することはないが、以前別れた女性にたまたま出会った時、 私は二度と会わないつもりで抱擁をしてお別れをした。 だが向こうは、
『またね。』
と言ったのだ。
(もう、『また』はないよ。)
という言葉が喉まで出かかったが、どうやらそれは言わない方が良い、 という空気が流れたので、それを言わずにその場を去った。 復縁も友人になることも絶対にないから、 私は時間を無駄にしてほしくなくて、 彼女に1分でも早く前に進んで欲しくて、お別れをした。しかし、余計なお世話だったようだ。女性は恋をし、夢を見て、曖昧な時間に浸り、 この人生を精一杯有意義なものにしようと努力する、健気な生き物なのだ。
Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV
※画像は以下の参考文献から引用しています。
この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。