実によくある話ではあるのだが、 その『よくある話』を捻じ曲げて理解してしまう人間は、後を絶たない。 例えば『恨みは恨みを買い、復讐はまた新たな復讐を生む』ということ。これについても、よくある話で、知っているはずなのだが、 知っていることと理解していることは、意味が違う。『知行同一』とは、知識は、行動に移して初めて『理解した』とみなされる概念。
『不老不死』然り、よくあるこういう話を理解できずに、曲解した人間のなれの果ては、 破滅である。 例えば、宮崎駿の歴史的名作『天空の城ラピュタ』では、 ラピュタ人の造った甚大な威力を持つ武器で、 世界を支配しようとするムスカ将軍が暴走する。
だが、主人公のシータがこう言うのだ。
『国が滅んで王だけ生きてるなんて滑稽だわ』
そして、滅びの呪文『バルス』を唱え、ラピュタの歴史とムスカの野望を終わらせる。
中国の軍師、周瑜(しゅうゆ)は言う。
『人』がいなければ『国』ではない。『国』がないなら、一体誰の『王』になると言うのだろうか。
『バカな奴だネプチューン!!! 部下の盾になる王がどこにいる!!! やはりお前は王の器じゃねェんだよ!!!』
『人』とは何か。『国』とは何か。『王』とは何か。 まずはそれを『正確に理解』することだ。
Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV
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この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。