ルフィ『生きたいと言えぇ!!』　ロビン『生ぎたいっ!!!!』

『受け身』の人がいる。この人生において、どんな理由があって、あるいはどんな理不尽な環境で、どんな劣悪な状況で生きてきたかは知らないが、

 

 

自分の人生を卑下し、見下し、諦め、誤解し、あるいは自己犠牲によって事を穏便に済まそうとする人がいる。

 

 

だが、よく考えるのだ。よーく、考えるのだ。どちらにせよ、人はいつか死ぬ。今日守れた命も、明日、簡単に落ちてしまう運命なのだ。それが、生命の宿命なのだ。死に急いではならない。

 

 

人生に屈して、生きることを諦めてはならない。たとえ自分が生きることでこの世の誰かに迷惑がかかってもだ。逆に言いたい。自分が自分の人生を生き貫くことで、この世の誰にも迷惑をかけないような奴は、本当に”この世を生きた”のだろうか？ライバルや敵、妬み、嫉む人、考え方が対立する人、自分はそういう人に迷惑をかけていないと思うなら、それはただの”偽善者”である。人の目ばかりを気にして善人ぶり、”善い人になったつもり”の、偽善者である。

 

byチャーチル

 

by吉行淳之介

 

私利私欲のことを頭に浮かべる人間など、生きているだけで『罪』なのだ。

 

by太宰治

 

だが、だからといってそれがくよくよと下を向いて生きていく理由にはならない。この世に屈せず、生き貫くべし。自分が『罪びと』であるということから目を逸らさない優しい人間は、この世を生きるに値するのだから。少なくとも『誰にも迷惑をかけていない（汚れていない）』と勘違いしている人間よりは、ずっといい。