シーザー・クラウン『おれの科学力を”世界平和”に活かせるのだ!!!』

人間の”発明”は、進化して発達した脳を最大限に活かした、”偉業”なのだろうか、それとも、私利私欲に突き動かされた、傲慢な”罪”なのだろうか。

ここに全てを書いた。

『民間人を巻き込むような非道な兵器など求められていない』

『シュロロロ!!バカめそれは必要な犠牲というものだ!!! 巻き込まれるのがバカなのさ!!　全部吹き飛ばせば『世界は平和』だよ!!! 非道!?　この島で囚人のクズ人間どもをゴミの様に人体実験するそれと何が違う!!! 今の元帥センゴクは考えが甘いが… 大将”赤犬”ならおれの兵器を欲しがるハズだ!!! 軍がそれを認め　おれが化学班トップの地位を得た時…!! やっと叶う… おれの科学力を”世界平和”に活かせるのだ!!!』

アインシュタインは言う。

『第三次世界大戦がどのように行われるかは私にはわからないが、第四次世界大戦で何が使われるかはお教えできる。石だ！』

そのアインシュタインに『自分よりも天才だ』と言わせるノイマンは、コンピュータの基盤を造りあげた人間として有名だが、実は、原子爆弾の開発にも大きく携わっているという。だから彼は『悪魔の頭脳』と呼ばれることもあったのだ。今後そういう『悪魔の頭脳』の持ち主と、捻じ曲がった考えの正当化によって、人類が破滅する可能性は常にあるのだということを忘れてはならない。ここまで考えると、宮崎駿が言う、

『地球のことを考えたら本当は人間なんていない方がいいんだ。』

という言葉の深みが、ぐっと増してくるのである。

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