金持ち運を掴む黄金法則-5
8.未来は、いまよりよくなると信じている
成功する人を見ると『不満』を抱いていても、『不安』を持っていなことに気づく。
稼ぐ人は、世の中をよくしよう、自分を変えていこうという意識を持っているので、
現状において至らない点がどうしても気になり、不満が多くなる。
しかし、『失敗したらどうなるのか』という不安とは無縁だ。
未来はいまより必ずよくなると信じているからだ
■政治家でも革命家でも、
評論家でも経営者でも、
どんな人でも、未来永劫世界平和が達成されないこの世の中を、
憂いて嘆いて悲しまない人はいない
だが、全力で人生を生きていると、
人生とは、『この"未完成"の状態が、人生』なのだということに気づく
この世の中が、未完成で、欠陥だらけで、不満だらけだからこそ、
人間はここまで進化し、発展したのだ
300年前の人が今を見たらどう思うか。
医療、技術、その全ての力が足りなくて悔しい思いをしたその頃。
その頃があるから、今があるのだ
人間が完璧であれば、人々は怠け、退化していく
人間とは、生まれた瞬間から死のカウントダウンが始まって、
"世界平和"すらろくに叶えることもできないまま、
無力にもこの世を去る運命を背負っている
それは、他の動物でも同じだ。
全ての生命は、儚く、欠陥だらけで、完ぺきじゃない
だから、不満を持つことは当たり前。
その不満が、人を成長させるのだ
"不安"は立ち止まって下を向いている状態、
"不満"は前を向いて立ち向かっている状態、
どうせ散りゆくこの人生、
立ち止まっている時間は、一分もないのだ
一人ぼっちになった放課後の教室で、
珍しく自分の人生を反省し、後悔し、
自分の将来を憂いて、嘆いて、悲しんでいるのび太を見て、
いつもなら怒鳴ってのび太を叱る、担任の教師は、
優しい顔で、こう言った
『…のび、
目はどうして前についていると思う?
…前を向いて生きていくためについているんだよ。』
上を向いて、歩こう。
前を向いて、生きよう
それが人間の、
生命の、矜持だ。
by:一瀬雄治 (Yuji Ichise)
サルベージエンタープライズ株式会社代表取締役社長。
1983年、東京都生まれ。