サグマイスターをとる
標準的な人生のパターンは、最初の25年を『学習』、その後の40年を『仕事』、最後の25年を、『余生』として過ごすとされている。
この型にはまった人生の時刻表に気付いた、デザイナーのステファン・ザグマイスターは思った。(定年退職後の5年間を、『仕事』のところどころに分散して入れたらどうだろうか)
そして彼は、7年に一度、一年間の長期休暇(サバティカル)を作ることにした。
この期間を利用して旅に出たり、初めての土地で生活したり、新しい企画を試みたりする。
これにはリスクが伴うと考えられると思うのはもっともだが、この『オフ』に生まれたアイディアが次の7年間の収入をもたらすことが多いという。これは、”ザグマイスターをとる”と名付けられている。
by:一瀬雄治 (Yuji Ichise)
サルベージエンタープライズ株式会社代表取締役社長。
1983年、東京都生まれ。