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二日酔いに効くのが『しじみ汁』?いいえ、『オレンジジュース』です!

 

『二日酔い』というところがポイントである。『酒を飲んだ直後』ではない。『医師&専門家が実践! 本当に疲れが取れる 効果10倍!の休息法』にはこうある。

つらい二日酔いに効くのは?

 

〇オレンジジュースVS△しじみ汁

 

二日酔いを治すには、水分をたくさんとって体内のアルコールを早く分解させることがマスト。肝臓の働きを助けるタウリンとオルニチンが含まれているしじみ汁も悪くない。ただ、しじみ汁はお酒を飲む前に飲んでおいた方が効果的。すでに二日酔いの場合にはビタミンCが豊富に含まれた果汁100%のオレンジジュースや、リコピンが豊富なトマトジュースで肝機能の働きを促進させよう。

 

つまり、お酒を飲んだ後や、飲む前であればしじみ汁でもいい。お酒を飲んだ後の、ほろ酔い状態での味噌汁は美味いし、専門家から言わせればお酒を飲む前にしじみ汁を飲むと効果を得られるという。だが、二日酔い対策としては『△』だ。すでにアルコールが体中に蔓延してしまった状態なら、それを分解する肝機能の働きを助けたい。

 

しじみ汁にも確かに肝機能の働きを促進させるタウリンやオルニチンが含まれるのだが、専門家はオレンジジュースやトマトジュースに含まれる、『ビタミンC、リコピン』の方が有効だというのである。

 

なぜ『顔が赤くなる人』はお酒を飲んではいけないのか?

 

また上記の記事にも書いたように、本来、アルコールというのは人によって分解できる量や速度が違う。

 

肝臓の中でのアルコールの分解


参考
酔いのメカニズム|お酒とうまく付き合う|CSV活動キリン

 

上の図のように、アルコールを摂取すると、アセトアルデヒド等の物質に変化する。そして本来、それを分解しなければならないのだが、それを分解する酵素の量は、各人によって違うのである。ある歌舞伎町のナンバーワンホストは、その酵素の量がとても多いことで有名だが、彼のようにその酵素の量が多いという人の『適量』と、少しお酒を飲むだけで顔が赤くなる人の『適量』は全く違うのだ。

 

お酒は、『口臭、ニキビ、睡眠』というテーマで考えたときにもあまり良いものとは言えない。

 

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そもそもが、二日酔いになるまでお酒を飲まないのが正解だ。

 

 

参考文献

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