実は、自分の行動は無意識に『刷り込み』が行われている。『まずは親を超えなさい!』にはこうある。
あなたの最大の洗脳者は『親』
本書を手に取っていただき、ありがとうございます。突然ですがあなたは、『コーヒーにしますか?紅茶にしますか?』と質問されたら、どう答えますか?もし、あなたが『コーヒー』と答えたら、実はそれは親の物真似なのです。もちろん、『紅茶』と答えたあなたの判断も親の物真似なのです。なぜかというと発達心理学のデータで成人が大人になってから無意識に下す判断のうちの8割9割が親の物真似だといわれているからです。つまり無意識での判断は親の刷り込みによる判断になっているというわけです。
つまり、親が紅茶を飲む習慣があれば無意識に紅茶を飲むし、親がコーヒーを飲む習慣があれば無意識にコーヒーを飲む習慣が染み付いてしまうのである。確かに私は下記の記事に書いたように、ある日、妹と数年ぶりに会い、外で会うのは10年ぶり以上という時、ふと妹が私に背中を向けてうつむきながら歩く姿が、母親にそっくりだったということがあった。だから『無意識の刷り込み』は間違いなく存在しているだろう。
そうじゃなければその『細かい仕草』の説明がつかない。同じ環境で育ち、親を見て育ったからこそ、彼女にはそのような『癖』が刷り込まれたのである。
私の場合で考えてみよう。私は今コーヒーを飲む習慣がついているが、シチュエーション的に紅茶を飲むときもある。そして思い返せば、亡くなった父もコーヒーを飲んでいたし、母しかいない今も、コーヒーポットはある。つまりコーヒーを飲んでいるということである。しかし、紅茶も飲んでいた。実家にはたくさんの紅茶用食器があるし、紅茶も飲んでいたのである。つまり、紅茶もコーヒーも飲んでいたので、私も今その両方を飲む習慣があるということである。
偶然かもしれない。しかし、両親が『ベトナム料理』を食べる習慣がなかったから、私もそれを食べる習慣がないし、両親が『ペプシコーラ』を飲む習慣がなかったから、私もそれを飲む習慣がない。そう考えると、確かに子が親から受ける影響というものは大きいということになる。
例えば薄毛問題で考えれば、薄毛を引き起こす遺伝子はX染色体にあることが解明されていて、男性の場合は常にX染色体を母親から引き継ぐ。従って『母方の祖父』が剥げていれば、それが遺伝する可能性があるという説が有力視されている。
しかし、遺伝はこの『X染色体』だけではない。親が好きな食事、嫌いな食事が子にうつることがあるように、親の生活態度や生活習慣というものも、子に遺伝するのである。薄毛というのは以下のような様々な要因の最適化が不足すると起きてしまう現象なので、親の生活が乱れてしまっていたら、子の人生も乱れてしまうということは一理あると言えるのである。
薄毛の原因
親が反社会的な生き方をしているから、子も同じような人生を送るようになった。そういう人は大勢存在している。すべての親になる人間は、自分の人生の延長線上に新しい地球の未来が関与するという事実を、受け止めなければならない。
ちなみにワキガの場合は、両親がワキガの場合は80%の確率で遺伝する。しかしそんなとき、短絡的に両親を恨んではならない。両親とて辛い思いをしたのだ。またあるいは、海外ではその体臭は『当たり前』なのである。黒人の10割、白人の8割がワキガ体質だからだ。このあたりの事実を冷静に考え、最適化するべきである。どうしても手術したい場合は、それでニオイが完全に取れるようになっている。傷跡が残るが、二度とワキガが出ない。詳しくは記事に書いた。
参考文献