なぜ日本人は『肉』ではなく『海藻』を食べなければならないのか?
上記の記事とはまた違った角度で、『なぜ目玉焼きハンバーグを食べてはいけないのか』ということについて考えていこう。』にはこうある。
日本人にアレルギーが多い理由
消化しにくいものが好き
日本人は重い食べ物を好む傾向があります。(中略)思いかどうかの判断は、『消化のしやすさ』で決まります。その基準を基に考えると、炊いたお米も、焼き魚も刺身も、パンもパスタも、実は重いのです。そしてこうした重い食材を一度の食材で食べてしまうと、体内で未消化物ができやすくなります。消化しにくいものがいっぺんに入ってくるわけですから、胃腸の機能が追い付かないのです。やがて、たまった未消化物が腐敗して帯びた毒素となり、アレルギー症状の原因を作ります。
実は、食事には『重さ』があり、その重さが一定のラインを超えると胃腸に未消化物を溜めやすくなり、アレルギーを生みやすくなるのだ。日本人にアレルギーが多いのがこのあたりにあると専門家が言うが、実に以下の記事と一緒に考えると、妙な違和感を覚える奥の深い話である。
アレルギーの例
- 花粉症
- じんましん
- アトピー性皮膚炎
- 鼻炎
このようなアレルギーに身に覚えがあるという人は、もしかしたら『重い食事』がその原因となっている可能性も否定できない。ではその『重い食事』の例として、ハンバーグの食べ合わせの良い、悪い、について見てみよう。
ハンバーグの食べ合わせの良い、悪い
食べ合わせBest | 食べ合わせBetter | 食べ合わせBad |
にんじん | バターコーン | 目玉焼きハンバーグ |
ほうれん草 | 蒸し野菜 | ベイクドポテト |
ブロッコリー | レタス | ポテトサラダ |
味噌汁 | トウモロコシ | チーズ |
和風ハンバーグ | 白いご飯 | きのこソースハンバーグ |
煮込みハンバーグ | アイスコーヒー |
重さで言うと、以下の順番で重くなり、消化が悪くなる。
- 煮込んだもの
- フライパンなどで焼いたもの
- 直火で焼いたもの
つまり、煮込んだものであれば消化が良いということだ。だからハンバーグを食べるなら、よく煮込んで火が通っている『煮込みハンバーグ』がベストとなる。野菜は付け合わせでいいのだが、生野菜は体を冷やし、胃腸の働きを悪くする。Badになるとポテトなどが目立つが、やはり『重い+重い』となると良くない。また、『冷たい飲み物』も駄目だ。消化が遅くなり、未消化物が溜まりやすくなる。
それで言うと、私がたまに行くガストやびっくりドンキーで食べる『目玉焼きハンバーグ』や『エッグカリーバーグディッシュ』は、あまりお勧めできないメニューとなる。食べ合わせにポテトサラダはあるし、冷たい飲み物はどうしても飲みたくなる。やはり外食で体に優しい食事をしようと思うなら、相当こだわってメニューを決めなければいけないのである。
しかし、どうしてそういう外食店では、そのような『重い+重い』メニューが多く、そしてそれが売れるのだろうか。それはやはり、『外食=ちょっとした贅沢』であり、『いつも食べないようなものを食べる機会』でもあるから、という事実が関係しているだろう。あとはドーパミンだ。やはり、往々にして外食をするときは出かけているときだが、そういう時は脳に『ご褒美』をあげたい。ご褒美と言えば『報酬系物質』のドーパミンだが、ドーパミンを出すにはこうした『重い+重い』メニューがうってつけなのである。
ちなみにもう一つ『とんかつ』の食べ合わせの良い、悪い、について見てみよう。
『とんかつ』の食べ合わせの良い、悪い
食べ合わせBest | 食べ合わせBetter | 食べ合わせBad |
麦飯 | 白いご飯 | じゃがいも |
ほうれん草 | カツサンド | アイスクリーム |
大根 | 漬物 | れんこん |
小松菜 | 里芋 | |
キャベツの千切り | ビール |
アレルギーの悩みがない人や、たまにしか食べないという人なら問題ないだろう。しかし、アレルギー体質であり、こうした食事を常食しているという人がいるなら、それは改めた方がよさそうだ。
参考文献