- 芥川龍之介
- 芥川龍之介の格言と向き合って内省する
- 芥川龍之介『最も賢い処世術は社会的因襲を軽蔑しながら、しかも社会的因襲と矛盾せぬ生活をすることである。』
- 芥川龍之介『人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。しかし重大に扱わなければ危険である。』
- 芥川龍之介『我々を恋愛から救うものは理性よりも多忙である。』
- 芥川龍之介『人生を幸福にするためには、日常の些事を愛さなければならぬ。』
- 芥川龍之介『正義は武器に似たものである。武器は金を出しさえすれば、敵にも味方にも買われるであろう。正義も理屈をつけさえすれば、敵にも味方にも買われるものである。』
- 芥川龍之介『道徳は便宜の異名である。「左側通行」と似たものである。』
- 芥川龍之介『人間は時として、満たされるか満たされないか、わからない欲望のために一生を捧げてしまう。その愚を笑う人は、畢竟、人生に対する路傍の人に過ぎない。』
- 芥川龍之介『人間の心には、互いに矛盾したふたつの感情がある。』
- 芥川龍之介『運命は偶然よりも必然である。運命は性格の中にあるという言葉は決して等閑に生まれたものではない。』
- 芥川龍之介『矜誇、愛欲、疑惑、あらゆる罪は三千年来、この三者から発している。同時にまた、おそらくはあらゆる徳も。』
- 芥川龍之介『打ちおろすハンマーのリズムを聞け。あのリズムが在する限り、芸術は永遠に滅びないであろう。』
- 芥川龍之介『自由は山巓の空気に似ている。どちらも弱い者には堪えることは出来ない。』
- 芥川龍之介『女は常に好人物を夫に持ちたがるものではない。しかし男は好人物を常に友だちに持ちたがるものである。』
- 芥川龍之介『周囲は醜い。自己も醜い。そしてそれを目のあたりに見て生きるのは苦しい。』
- 芥川龍之介『他を嘲る者は、同時にまた他に嘲られることを恐れるものである。』
- 芥川龍之介『好人物は何よりも先に、天上の神に似たものである。第一に、歓喜を語るに良い。第二に、不平を訴えるのに良い。第三に、いてもいなくても良い。』
- 芥川龍之介『女人は我々男子には正に人生そのものである。即ち諸悪の根源である。』
- 芥川龍之介『あなた方のお母さんを慈しみ愛しなさい。でもその母への愛ゆえに、自分の意志を曲げてはいけない。そうすることが後に、あなた方のお母さんを幸せにすることなのだから。』
- 芥川龍之介『道徳の与えたる恩恵は時間と労力との節約である。道徳の与えたる損害は完全なる良心の麻痺である。』
- 芥川龍之介『人生は地獄よりも地獄的である。』
- 芥川龍之介『人生は常に複雑である。複雑なる人生を簡単にするものは、暴力よりほかにあるはずはない。』
- 芥川龍之介『私は不幸にも知っている。時には嘘によるほか語られぬ真実もあることを。』
- 芥川龍之介『懐疑主義者もひとつの信念の上に、疑うことを疑はぬという信念の上に立つ者である。』
- 芥川龍之介『阿呆はいつも、彼以外の者を阿呆であると信じている。』
- 芥川龍之介『天才とは、わずかに我々と一歩を隔てた者のことである。』
- 芥川龍之介『我々の生活に必要な思想は三千年前に尽きたかもしれない。我々はただ古い薪に新しい炎を加えるだけであろう。』
- 芥川龍之介『強者は道徳を蹂躙するであろう。弱者はまた道徳に愛撫されるであろう。道徳の迫害を受けるものは常に強弱の中間者である。』
- 芥川龍之介『恋愛の徴候の一つは、彼女に似た顔を発見することに極度に鋭敏になることである。』
- 芥川龍之介『我々人間の特色は、神の決して犯さない過失を犯すということである。』
- 芥川龍之介『我々を走らせる軌道は、機関車にはわかっていないように我々自身にもわかっていない。この軌道もおそらくはトンネルや鉄橋に通じていることであろう。』
- 芥川龍之介の名言・格言一覧