睡眠に最適な服装がパジャマである理由とは?男女別ベストパジャマの条件

睡眠に最適な服装は?

パジャマです。

一番いいのは『自分が安眠できる洋服』で寝ることですが、やはりパジャマは寝巻として特化した洋服なので、吸湿性や通気性の機能があり、快眠の手助けをしてくれます。それに、現在自分の理想の洋服だと思っているものが、パジャマに変えたら実は『そっちの方が良かった』ということもあり得ますから、一度自分に合うパジャマを探してみるといいでしょう。パジャマは『見た目より機能』を重視することが重要です。せめて一人で寝る際はそうしましょう。

先生

パジャマは睡眠に特化した洋服だからね!
更に詳しく知りたい人は、以下の記事を見るっす!

ハニワくん

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睡眠時の理想の服装とは

睡眠には寝るときの服装も重要です。やはり、真冬に裸で寝たり、真夏にダウンジャケットを着て寝ると寝づらいように、どのような洋服を着るかによって当然寝つきや睡眠の質に影響があるということですね。

 

自分が一番いいと思うもの

 

 

一番いいのは『自分が安眠できる洋服』で寝ることです。どう考えたってその洋服を着て寝た方が快眠できるということであれば、無理をして他の服を着る必要はありません。すべては快眠するためのことですから、すでに寝巻問題が解決している場合はそれでいいでしょう。ただ機会損失もありますからね。

 

機会損失

この場合、『他にもっといい服装がある』のに、食わず嫌い的に、現在の服装が最高だと思い込んでしまっていて、その服装に出会えない損失を起こしているということ。

 

『疲れが確実にとれる「眠り方」のコツ』にはこうあります。

安眠できるパジャマの条件

パジャマはなんとなくダサい感じがして、寝るときはTシャツと短パン、という人が少なくない。しかし睡眠時の特性をとくに考慮してつくられてはいないTシャツやジャージ、スウェットなどを寝巻にしていると、自覚している以上に寝苦しく、安眠が妨げられている可能性もある。

 

やはり、寝巻に一番いいのはそれに特化した『パジャマ』です。例えば、スポーツのときに適しているのは速乾性のある洋服で、汗をかいてもすぐにその汗が渇き、あるいは水分を吸収するようなものが理想です。同じように、力仕事をする際も同じです。私も引っ越しのような仕事をしていたとき、最初は普通の綿のTシャツを着ていたのですが、それだとすぐに脇や胸のあたりにじんわりと汗をかき、それがなかなか乾かずにイライラして、気になり続けていました。

 

 

しかし、速乾性のTシャツに変えたらその問題は解決しました。汗をかいてもすぐに乾くので、汗をかくことにもストレスを覚えないようになりました。やはり、洋服というものは『その状況』に適したものを着るのが一番いいという事例です。

 

パジャマが理想の寝巻

そう考えたとき、やはりパジャマというのは理想の寝巻です。パジャマなら、睡眠中に汗をかいてもその汗を吸収し、湿気を上手に放出させる機能を重視します。したがって、

 

  • 吸湿性
  • 通気性

 

のいいパジャマであれば、睡眠の際に必要な環境を揃えてくれるため、寝心地はよくなり、睡眠の質も上がります。しかし、

 

  • ポリエステル
  • アクリル

 

等のジャージで寝てしまうと、吸湿性をほとんど期待できませんので、汗をかいてもじっとりとしてしまって不快になり、快眠の妨げになるのです。また私は、『フード付き』のパーカーを温かいからという理由で来ているのですが、これはやむを得ずそうしました。ユニクロで、フードなしの暖かいスウェットの上を探しても無かったので、やむを得ずフード付きのパーカーを冬の寝巻にしました。

 

しかし、やはりそのフードのせいで寝るときは首元がゴワついて気になるし、紐の部分やチャックなんか絡まったり、朝起きると変な形になっていることを考えると、睡眠の質に悪い影響を与えているような気がしてなりません。ただ、『ジェラートピケ』のようなルームウェアが流行ったこともあって、フード付きの洋服で寝る人も多いようですが、もし本当に気にならないというならそれでもいいでしょう。

 

 

ただ、これらのアイテムが必ずしも吸湿性や速乾性を備えているかというと違いますので、やはり専門家から言うと、機能を重視したパジャマの方が快眠しやすいということになります。ただ、特に女性は寝姿でさえもオシャレをしたいものですし、異性がいるならなおのことそうでしょうから、そのあたりは使い分けることも有効ですね。

 

ちなみに下記の記事に書いたように、『男は守らなければいけないから二人だとストレスがかかる。女は守ってもらうから二人だと快眠できる』という事実があります。ですから、女性の場合は異性と二人で寝るだけで安眠できるので、その効果がプラスすることを考えると、プラマイゼロになるかもしれません。

 

 

ただそう考えると男性は負担が大きくなりますね。フード付き、デザイン重視の洋服で、女性と一緒に寝る。これは、よほど寂しがりやでないかぎり無意識の部分で心身に結構負担がかかります。性別が違うだけでもこのあたりの話は少し様子が変わってくるでしょう。

 

人は一人と二人、どちらが良質な睡眠を得られるのか?

 

理想のパジャマ

  • 吸湿・速乾性に優れたもの
  • 寝返りの際の動きを邪魔しないゆったりとしたもの
  • ウエストのゴムがきつくないもの
  • 夏は涼しく蒸れにくいもの
  • 冬はぬくもり感があり、保温効果が高いもの

 

芸能人の話す流行要素は信憑性が低い

ただ、この『ぬくもり感があり、保温効果が高いもの』ということで言えば、ジェラートピケのようなパジャマはなかなかいいですね。芸能人の中でパジャマについて議論する番組がありましたが、司会の中居正広さんは私同様フード付きの洋服は寝られないと言っていましたが、ジェラートピケを着て快眠しているという人もいましたね。そのあたりは本人の実感次第でしょう。

 

ただ、間違えてはならないのは、芸能人がやっていることが正しいことということではないということです。芸能人も間違ったことをたくさんしていますからね。例えば『ブラジリアンワックス』で鼻毛を根こそぎ抜く行為ですが、それは間違っています。鼻毛の役割を理解しておらず、見た目だけを重視して道を踏み外した行為ですね。

 

 

鼻毛というのはもし美容的に問題がないなら、ちょっと鼻から出ているくらいの方がいいのです。外部からのウイルスやゴミ等の不要物を鼻毛がおさえてくれるのに、それがなくなると鼻の穴の中に直接それらが入ってしまいますからね。また、冷気もおさえてくれます。私はハウスダストアレルギーなのですが、以前、

 

鼻の中にワセリンを塗ったら、鼻の中のイガイガがなくなって、くしゃみも出なくなるかなあ…

 

と考えて、ワセリンを塗ったことがあります。しかし、そのせいで鼻毛がピタッとくっついてしまい、真冬の冷気が直接鼻の穴から体に入って、息をするたびに冷たくなり、呼吸が苦しくなりました。鼻毛にはきちんと役割があるのです。

 

 

ですから、たとえ『有名なモデル』がテレビでそれをやっていることを話しているのを聞いたところで、その話を鵜呑みにしないようにすることが大事です。そう考えると、そのジェラートピケの話も、やはり単なる芸能人の『見栄』かもしれません。結構な値段もしますし、とりあえずそれを着ておけば『無難オシャレ』になれますからね。そういう計算も働いているかもしれませんよ。

 

それよりも聞くべきなのはやはり専門家の意見です。ただ、その専門家も先ほどの『鼻毛が出ていた方がいい』という意見のように、結構極端なことを言うこともあるわけです。ですから、それも鵜呑みにしない方がいいでしょう。もちろん、無難な選択肢を選びたい人はそうした方がいいのですが、その専門家とて後になって、

 

あれは昔の話です。

 

なんて言ったりしますからね。そういうことを考えると、

 

『専門家の話を主軸にして考え、そのうえでそこから大きく逸れないように、オシャレ等のその他の要因を踏まえながら妥協点を見つけ、自分なりの理想のパジャマを探す』

 

のがいいでしょう。

 

睡眠時の理想の服装とは

 

寝るときに負担をかけないのがポイント

『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』にはこうあります。

最高のパジャマはこれだ

睡眠の質は体温調節がカギ

(省略)第5章で説明したように、睡眠の質には体温調節が大きく関係する。不眠症のなかには、体温調節の制御がうまくできず、睡眠の深い段階に入れるまで体温を下げられないことが関係しているケースもあるという。実は、私たちのカラダは熱を保つことは得意だが、体を冷やすことはあまり得意ではない。だから、寝るときにゆったりとしたデザインの服を少ない枚数着る方が、体温調整がしやすくなる。オランダの研究機関で、被験者にサーモスーツを着せて表面温度を1度に保った状態(体深部の温度に変化はない)が睡眠に与える影響を調べる実験が行われた。すると、被験者が夜中に目を覚ます回数が減り、深い睡眠である段階3と4の眠りの時間合像題したという。

 

やはりここでも、 『ゆったりとしたデザインの服を少ない枚数着る』ということが挙げられていますね。つまりそれはフード付きの洋服で考えたように、『寝るときに負担をかけない』ということが主軸になっているということになります。吸湿性・速乾性であるべき理由も、その『負担』を軽減するためですからね。更に先ほど『ウエストのゴムがきつくないもの』が理想とありましたが、この『締め付け』は、リンパ系の流れを遮断して悪影響を与える可能性があると言っています。

 

STEP.1
締め付けの強いパジャマを着て寝る

STEP.2
リンパ系の流れが遮断される

STEP.3
細胞外液が体内のあちこちにたまりだす
通常はリンパ系を通じて有害物質を体外に出す。

STEP.4
リンパ液の循環が乱れ、予期せぬ体調不良や病気になる可能性も

 

あくまで可能性で、実際にこの程度のことで大病にかかる人の数は少ないでしょうが、理論的には十分あり得るので注意が必要です。

 

ブラジャーをつけたまま寝ると乳がんになる?

ですから女性の場合、ブラジャーを付けて寝るということも推奨されません。本にはこうもあります。

女性はブラジャーをつけずに寝る

女性の場合は、足の締め付け以上に危険な問題が潜む。恐ろしいことに、2009年の調査から、ブラジャーを付けたまま寝る女性は乳がんを発症するリスクが60%高くなることが明らかになったのだ。乳がんとブラジャーの常用に関連性があることは、いやま多くの研究で実証されている。だからといって、ブラジャーをいますぐ捨てることはないが、関連性についてきちんと認識しておく必要はある。ブラジャーをはずしたときに、背中、肩、胸などに跡が残っていれば、それはリンパの流れや循環をとどこおらせている動かぬ証拠だ。

 

 

先ほどもリンパの流れが体調不良を引き起こすリスクについて考えましたが、乳がんの予防にもこのリンパ節とリンパの機能の最適化が欠かせません。ブラジャーをしたまま寝ないと胸の形が崩れる等の問題を気にする人がいますが、本は、

 

『しかし、絶えずブラジャーで胸を支えていると、胸そのものの支える力はいつまでたっても発達できない。これはほかのパーツについてもあてはまる。使わない部分はどんどん衰えていく。』

 

という説得力のある意見で、話をまとめています。ブラジャーと乳がんの関連性についてさらに詳しく知りたい人は、医療人類学者のシドニー・ロス・シンガーとソマ・グリスメイジャーの共著、『身につけるのは自殺行為』を読むといいと推奨しています。

 

たしかに寝る際のブラジャーについては様々な意見があります。『2週間でおっぱいがグングン育つ! うっとり美乳塾』にはこうあります。

とにかく睡眠中もおっぱいの形をつぶさず、流さず、はみ出さず!仰向けで寝ると、おっぱいは横に流れてしまい、うつ伏せで寝ると、つぶれてしまいます。横向きでも流れます。

 

このように、無意識の睡眠中にとる『寝姿勢』によって胸の形が崩れることを示唆し、その解決策として『ナイトブラ』を推奨しています。ナイトブラなら、締め付けないでホールドしてくれるので、胸の形が崩れるのを予防できるというわけです。

 

 

本で紹介しているのは下の方の商品ですね。たしかに締め付けがないなら、先ほどのリンパと乳がんの話を踏まえた上でも、通常のブラジャーよりは体に負担をかけないかもしれません。

 

睡眠時の理想の服装とは

 

男性の下着はブリーフ?トランクス?

また、『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』にはこうあります。

男性はタイトな下着を避ける

(省略)たとえば、下着の締め付けが強いと、生殖機能に大きく影響しかねない。(中略)被験者は、3か月の実験期間の前半に、締め付けの強いブリーフをはき、後半にゆったりとしたトランクスを着用した。そうして精子の濃度、総数、運動精子の総数、禁欲期間における1時間当たりの運動精子の総数を計測した、結果は決定的だった。締め付けのきつい下着をはいている間は徐々に数値が下がり、緩い下着をはいているあいだは徐々に数値が上昇したのだ。

 

 

上記の記事にも書きましたが、女性と同じように男性も締め付けの強いブリーフのような下着をはくことは、体に悪影響があります。女性は乳がんですが、男性の場合は生殖機能に影響があるということですね。やはり様々なところに目を向けても、『ゆったりとした服装で寝る』ということは、心身のあらゆる負担を減らし、快眠につながるようです。

 

 

パジャマは『見た目より機能』

また本にはこうもあります。

パジャマは着心地で選ぼう

『見た目より機能』という言葉を聞いたことがあるだろうか?これは何を着るかを決めるときは、見た目がいいだけでなく、体本来の機能を促進させ、本来の動きの妨げにならず、体が気持ちいいと感じる服を選ぶべきだとする考え方を意味する。西洋文化では、見た目を良くする、その場に溶け込む、流行に合わせるために、恐ろしく動きづらい服や靴うすら感じる服を着ることが条件となっている。

 

先ほど書いたジェラートピケの話と似たようなことを言っていますね。そして結局は、

 

『動きを一切制限しない、低刺激の素材でできた服を着るのが一番だ(素材が低刺激であると同時に、洗濯洗剤も低刺激のものを使ってほしい)』

 

という話でまとめています。睡眠は人間にとって、食事と同じくらい重要なエネルギーの充填タイミングですからね。せめてこのときくらいはオシャレを忘れて、機能に走ってもいいかもしれません。特に一人で寝るときは。また、これは海外の本なので、以下のようなポイントが挙げられています。

 

男性のベストなパジャマ

  • トランクス
  • ゆったりとしたパジャマズボン
  • ジャージ
  • 上も着たい人はTシャツ(裸でもよい)

 

女性のベストなパジャマ

  • ボーイズタイプのショーツ
  • 自分もしくはパートナーのTシャツとトランクス
  • ゆったりしたスリップやナイトウェア・ランジェリー
  • ヨガパンツ
  • 足やお尻を締め付けないタイプのレギンス
  • ゆったりしたパジャマズボン(裸でもよい)

 

やはり開放的な海外の考え方もあって、裸が推奨されていますね。ただ、実はこの裸というのには理由があります。パートナーと一緒に裸で寝れば、ラブホルモンとして知られるオキシトシンの恩恵にあずかれるのです。これは優秀な抗ストレスホルモンで、気分の落ち込みの兆しや症状を減らし、精神面にポジティブに作用します。パートナーとの関係も良好になると考えられているので、もしパートナーがいる場合はお互い裸で寝るのもいいでしょう。少し海外的かもしれませんが、日本でもその考え方がわかる人にはうってつけの情報ですね。

 

先生

一度パジャマ探しをしてみるといいよね!きっといいのが見つかるよ!
たしかに!

ハニワくん

まとめ✔
  1. 一番いいのは『自分が安眠できる洋服』で寝ること。
  2. 寝巻に一番いいのはそれに特化した『パジャマ』。
  3. 芸能人がやっていることが正しいことということではない。
  4. ブラジャーをつけたまま寝ると乳がんになる可能性がある。
  5. 男性は下着の締め付けが強いと、生殖機能に大きく影響しかねない。
  6. パートナーと一緒に裸で寝ることはメリットがある。

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