古代ギリシャ哲学者 ソクラテス(画像)
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ソクラテスは、『無知の知』を説いて回った。するともちろん、説かれた方の人間は、自分の無知を知る。 しかし、中には見栄と虚勢を張って生きる人間もいるため、これを良く思わない。ソクラテスは、アニュトス、メレトス、そしてリュコンの三人によって、 冤罪を着せられ、裁判にかけて死刑に処すよう、画策された。
裁判でソクラテスは、メレトスに言った。
そしてこの言葉を言ったのだ。
メレトスは焦り、 振り絞ってこう言った。
真理に従い、真実を追求した人間が、 人間の罪深い感情によって捻じ曲げられ、 捏造され、あるいは隠蔽される。メレトスの言うその『法律』によって、ソクラテスは命を落としたのだ。こういうことがまかり通る世界なのであれば、 それを創った人間など、大した生き物ではない。『罪深い感情』とは、例えば、 キリスト教の7つの大罪では、
の7つである。ソクラテスを陥れた人間がこれに支配されていたことは、 言うまでもない。
byゲーテ
※これらの言葉は参考文献『これならわかるソクラテスの言葉』や史実に基づき、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。