古代ギリシャ哲学者 ソクラテス(画像)
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世の中の8割のお金を、2割の富裕層が所有して、残りの2割のお金を、8割のその他の人たちで分けている。
ここで問題だ。では、 8割の人間は、『何かを勘違いしている』のだろうか。それとも、 『8割もいるからそっちの方が正しい』のだろうか。人間として、在るべき姿はどちらなのだろうか。それとも、 どちらも正しいのだろうか。私がこの短い半生で突き止めたことは少ないが、 そんな私にもこれについて、言えることはある。
環境や能力には差異がある。だから、どちらが正しいということではなく、どちらも『同じ人間』だということだ。だが、『機会は平等に、処遇は公正に』 考えなければならない。そうすると、8割の無難な選択肢を取る人たちは往々にして、『非常識な常識』を盲信していると言っていいだろう。
どちらも同じ人間だから、平等に扱わなければならない。だが、『非常識な常識』を改革した人間とそうでない人間とでは、 処遇を公正に扱わなければならないのだ。キリストとソクラテスが大衆に殺されたように、 意見の数が多いからといって、それが真実とは限らない。むしろ、どちらかといえば真実を把握している人間は、 パレートで言えば2割ほどしかいないだろう。
たった一度のこの人生。どう生きて、どう死ぬか。私は父親を早くに亡くしてよかった。 早い段階でこれらのテーマについての思慮を持てるようになったからである。 生きている限り、この旅は続くのである。
byゲレルト
※これらの言葉は参考文献『これならわかるソクラテスの言葉』や史実に基づき、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。