うつ病を克服するために有効なことって何がある?
肯定的なひとり言がうつの薬になります。自己暗示にも似た方法です。例えば、世界で活躍するようなアスリートなどは、この術に長けています。
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肯定的なひとり言がうつの薬になる。
この記事は、
うつになるぐらいなら自分の感情を吐き出してしまえ – Inquiry. |
と併せて考えていきたい。
うつが少しでも回復したら迷わず自分を認めよう – Inquiry. |
無理にうつを治す必要はない。無理に今の自分を変える必要はない。 – Inquiry. |
にも書いたが、やはり、自分を肯定するということは大事だ。今の自分、ありのままの自分をまず肯定したいのである。なんせ、ありのままの自分が価値がないのであれば、もう生きていても意味がない。
ということは、誰か違う自分になりきらなければならないわけだが、残念ながら、その『誰か違う自分』というのは、また他の誰かから見ると、
というかそもそも、完全な人間などこの世にはいない。スイスの心理学者、ユングは言った。
従って、自分が勝手に『誰もが納得するだろう完全な人格』になりきったところで、また違う誰かから見たら不完全なのだから、そもそもが
のである。
『うつになった理由は八方美人ではないのか』にも書いたが、八方美人になり、『人の期待に応えることを意識し過ぎるとうつになる』にも書いたが、人の目を気にし過ぎて自分の人生を軽んじてしまえば、そのうち心身にひずみが起き、それが原因でぐしゃっと体が崩れ落ちてしまうだろう。
だから自己暗示が効くのだ。
という自己肯定をしていき、何かやり遂げた時は、
として、自分で自分に語り掛けるのが効く。これは、実は私も16歳ぐらいからやっている。私も人生の窮地に堕ちたことがあるが、私はこの自己暗示たる独り言によって、自らを鼓舞し、奮起させ、生きるエネルギーを奮い立たせることが出来た。この効果は折り紙付きである。
だが、私はなぜその時そういう自己暗示をかけたのだろうか。別に、わざわざかける必要はなかったはずだ。しかし、かけなければ生きていけなかった。
のだ。
これは自己防衛本能だったのだろう。そのおかげで、私は自殺することも、現実逃避することもなかった。一つずつ、何が間違っているのか、何を正せばいいのかを模索する日々が始まり、その暗黒の時間の中で、大きな教訓も得た。それはまるで、
ようだった。