睡眠不足はニキビの原因?
はい。
とても大きな原因の一つです。
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睡眠不足があればニキビはできやすくなります。私も個人的に35年生きてきて、一番の原因はそれだという印象を持っています。ニキビができる原因を見てみましょう。
ニキビができる原因(内因性)
ニキビができる原因(外因性)
その他
ニキビは一つの原因によって発症するわけではないので、このすべての要素を最適化することが求められます。しかし、この数ある要素の中でも私は、この『睡眠不足、夜更かし』が最も大きなニキビの原因であるという印象を強く持っているんですね。それは、自身の体験から言えることなのです。『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典 (基本の美容シリーズ)』にはこうあります。
睡眠不足になると肌の免疫が低下する!
ニキビができてしまう理由として、ホルモンバランスの乱れがあるというお話をしました。これをスキンケアだけで正そうとするのは無理があります。ホルモンバランスを整えるには、規則正しい生活を心がける必要があるからです。とくに睡眠不足になると、肌の免疫力が低下して、ニキビができやすくなります。そのうえ、ニキビが大きく、腫れやすくもなります。
下記の記事にも少し睡眠について触れましたが、睡眠は最低でも6時間は確保したいところです。できれば7,8時間は欲しいですね。
敏感肌の人はニキビや肌荒れを起こしやすい?効果的な予防法と対策とは – Inquiry. |
よく、22時~2時までの3時間が、成長ホルモンのゴールデンタイムだと言われていますが、人によっては生活習慣が違いますので、必ずしもその3時間にこだわる必要はなく、『毎日決まった時間に寝て起きる』ことが大切だとされています。『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典 (基本の美容シリーズ)』にはこうあります。
就寝時間がまちまちだと、体内時計が乱れて、肌の再生にかかわる成長ホルモンの分泌に影響を及ぼしてしまいます。
ですから、寝る準備を整えるまでにどうしても0時までかかるという人は、0時~6時、あるいは7,8時までの時間を睡眠時間に当て、それを毎日継続することが大切なわけですね。
PRESIDENT2018.9.17号にはこうあります。
世界一『睡眠偏差値』が低い日本
ここに一つのデータがある。ミシガン大学が2016年に行った調査結果だ。これによると日本人の睡眠時間は100か国中、なんと最下位。日本人の4割が6時間未満の睡眠時間で生活しているという。
日本は世界一『睡眠偏差値』が低い国なんですね。ですから、日本人である以上、人一倍睡眠を意識して生活することが求められます。恐らく、それで世界と比べるとちょうどいいくらいに調整されるんですね。睡眠不足があると免疫力が低下するだけじゃなく、
等のリスクがあると考えられています。先ほどのゴールデンタイムの話は、PRESIDENTはこうまとめています。
夜の10時から深夜2時までが睡眠のゴールデンタイムといわれますが、むしろ寝入りばなの90分、最初の『ノンレム睡眠』をどれだけしっかりとれるかで、睡眠全体の質が決まると考えてください。
脳は起きて身体が眠っている。浅い睡眠。
脳も体も眠っている。深い睡眠。
人間の睡眠で一番深い眠りは、最初の90分のノンレム睡眠にあります。したがって、この時間の寝入りをどれだけスムーズに行えるかで、睡眠の質が変わってくるわけですね。『ドラえもん』ののび太くんのように、3秒で寝れる人は、免疫力がいつでも頑強な、体が丈夫な人だと考えることができるわけです。
先ほどの記事に、『自分の体調を崩すぐらいだったら居眠りをしてでも睡眠を取る。この頑なな姿勢は、社会人としては不適合ですが、生物としては優秀なのかもしれない』として私の部下の話を書きましたが、たしかに、こと睡眠と言うことで言えば、必ずしも社会的な評価が高いような人であるほど『優れた睡眠法を実践している』ということにはならないようです。
PRESIDENTではよくアンケートを取り、『平社員と役員の違い』を調べることがあります。往々にして、役員の方が本をよく読んだり、投資に時間を割いていたりして、平社員の方がリソース(ヒト、モノ、カネ、時間)を浪費しがちな傾向である、という事実を知らせたいのが目的です。
これからキャリアアップしていく平社員たちはそのデータを見て参考にし、自分のリソースの使い方を最適化する。そのためにこのようなアンケートはとても役に立ちます。しかし今回の睡眠の特集で言うと、実は役員も平社員も似たりよったりなのです。本にはこうあります。
(省略)そう警鐘を鳴らすのは睡眠に関する調査・研究・コンサルティングを行う睡眠評価研究機構代表・医学博士の白川修一郎氏だ。 白川氏によると『理想の睡眠時間は7~9時間。最低でも6時間は必要』。ところが、平日に7時間以上の睡眠をとれている人は、役員・平社員ともに15%程度。それどころか、5時間未満という人が役員で14%、平社員も16.7%いる。
このように、睡眠というのは『できる人間』であってもついないがしろにしてしまう、大きな落とし穴なのです。私の部下のように、遅刻を連発する(この記事を書いている日も40分の遅刻)をし、毎回罰金を支払っているような社会人としては出来損ないの人間の方が、実は生物の機能としては、自己防衛本能に長けています。
もちろん、社会人として生きている中で、罰金を支払って収入を減らしていることは、『社会不適合者』であり、『自己防衛』できていないという正論が確実に存在しますが、もし社会が存在せず、動物のようにただ生きているだけという世の中があった場合、そういう見方ができるわけです。それは先ほどの『短命になる』等の睡眠不足のリスクを考えればわかることですね。
私はめったにニキビができないのですが、できる場合は必ずと言っていいほど、そこに『夜更かし・睡眠不足』が関係しています。人間は睡眠を怠ると自律神経とホルモンバランスを崩し、精神的に不安定にさせたり、ニキビや肌荒れ等の問題を引き起こし、正常な状態を保てません。ホメオスタシスが保てないんですね。
生物および鉱物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のこと。
この5大要素の最適化をすることの恩恵は計り知れず、また同時にそれを軽んじることによる代償はとてつもなく大きいことを理解する必要があります。当サイトにある睡眠あと扱った記事だけでも、これだけあります。
また、寝酒もだめです。よく『お酒を飲むとぐっすり寝られる』と言う人がいますが、勘違いです。PRESIDENTにはこうあります。
薬品の場合、寝酒をする人も多い。37.4%は就寝前1時間以内まで飲んでいる。
『お酒を飲むと、基本的に悪い睡眠しかとれません。夜中にトイレに起きる可能性が高くなります。また、自律神経が休めないので、朝になっても疲労回復しません。飲むなら寝る3時間前まで、日本酒なら1合までにしましょう。
下記の記事にも書いたように、『適量のお酒』なら、薄毛やEDの問題も解決する可能性があります。
アルコールが原因でEDになる?『適度』と『過度』の違いを知ろう – Under”I” |
しかし、薄毛上位国のトップ3は濃い味付けの料理、飲酒量の多さ、過食で共通している現実がありますし、お酒を飲みすぎると男性機能も低下します。お酒というのは付き合い方が大切で、その付き合い方がわからない人は、付き合うべきではないのです。
飲酒運転で意識が酩酊しているときに、車で3人の女性を撥ねて殺害してしまい、逃げてしまった事件がありました。そういう取り返しのつかないことがあるのがお酒なのです。
この寝酒というテーマで考えても、そこには『酒を飲むと寝られる』と正当化している自分がいるわけです。お酒や麻薬は、自分を正当化しながら利用する人が多いのが特徴です。『依存症』の人は、
自分は依存症ではない
と考えている傾向があります。つまりそれは正当化であり、現実逃避。寝酒が事実として良質な睡眠に全く好影響を与えていないのに、それをそれっぽい言い訳で正当化している人はまさに、『依存症』です。
そういう人の精神状況は、いいでしょうか、悪いでしょうか。そして、精神状態が悪い人は自律神経やホルモンバランスにどういう影響を与えるでしょうか。そしてひいてはそれが原因でニキビや肌荒れ、うつ病等の異常現象を引き起こすのであれば、ニキビというのはまさに、単なる『枝』。つまり、『根っこ』は人生に対するその人の考え方なのです。
この、PRESIDENTの『役員も見落としがち』な良質な睡眠の確保という問題は、注目と最適化に値する問題だと言えます。下記の記事にも書いたのですが、
例えば、その良質な睡眠を確保する為に必要なポイントとして、『美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール』にはこうあります。
美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)
これらのポイントを押さえるだけでも、十分良質な睡眠を確保することができるでしょう。また、記事にある『人間が持っている『生体リズム』とセロトニン』についても確認しましょう。その流れを抜粋するとこうなります。
良質な睡眠を確保するためには、さらに次のようなポイントも重要です。
やはりこう考えても、結局は、
この5大要素の最適化がカギを握ることがわかりますね。