豆乳はニキビに効くの?
はい。
豆乳や豆乳ローションには様々な美容効果を期待できます。ニキビに効く理由もたくさんあります。
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豆乳の効果についてはいくつかの記事に書きましたが、様々な効果を得ることができます。ことED問題ということで言えば、女性ホルモンのエストロゲンと似た動きをする大豆イソフラボンの力で、ホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンが劣位になり、EDになる可能性は否定できません。
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豆乳や大豆に含まれるイソフラボンがEDの原因になる? – Under”I” |
しかしそれは男性から見てのことであり、女性から見ればこのイソフラボンで『ホルモンバランスが乱れる』という表現にはならず、エストロゲンに似た動きをしてくれることからむしろ女性ホルモンが優位になり、様々な美容効果を得ることができます。
例えば『手作り豆乳ローション ムダ毛が消え、美白、美肌に!』には、『豆乳を飲む』その13大効果として、以下の13個を挙げています。
このうち、2~6の効果がニキビやニキビ跡に直接関係していますね。
まずは便秘です。
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つまりこういうことですね。
もう一つの理由がこうです。
これだけの理由から便秘があるだけでニキビができてしまうのです。
また血液ですが、
冷えはニキビの原因になる?血の流れが滞ると『瘀血(オケツ)』になる – Inquiry. |
この記事には、『冷えると血液が汚れる』とありますが、冷えもニキビの原因となります。『美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)』にはこうあります。
また、運動不足や喫煙によって血の流れが滞ると『瘀血(オケツ)』が起こります。瘀血はいわば血行不良です。肌にはニキビや湿疹、シミなどができやすくなります。
美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)
この『瘀血』というのは東洋医学の考え方で、簡単に言えば『血の流れが滞る』状態です。身体が冷え、血流が滞ると、血が汚れます。すると、それだけの理由でもニキビや肩凝り、クマ、シミなどの様々な問題が起きるのです。こうした症状は、漢方薬によっても治療できるので、下記の記事にまとめた漢方薬についてもチェックしてみましょう。
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とにかく、冷えだけではなく、喫煙や、水分不足になると『瘀血』状態になり、血の流れが滞ります。血流が悪くなるんですね。するとそれが原因で十分な角質細胞間脂質や天然保湿因子がつくられず、バリア機能の弱い肌になり、ニキビ等の問題を引き起こすことになります。
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その他の要素も間接的に関係しています。その他の要素は往々にして、『体調不良』という共通点があります。そして体調不良があると自律神経が乱れ、睡眠不足に陥ります。するとホルモンバランスが崩れ、ニキビができるのです。
もちろん、睡眠不足だけではなくそうした不調があるとストレスになりますから、それだけでもホルモンバランスは崩れます。心身というものは常に健康でなければ何かしらの異常が起きますから、それらを最適化するために大豆イソフラボンの力は有効なのです。
大豆にはトリプトファンが含まれていますので、それが体内でセロトニンに変化し、良質な睡眠を促し、精神安定に大いに役立ってくれます。
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さて、トリプトファンも含めた豆乳の栄養素や得られる効果をまとめてみましょう。
豆乳の栄養素や得られる効果
サポニン | ポリフェノールの一種。活性酸素の除去をする抗酸化作用がある。体内にある中性脂肪やコレステロールといった脂質の代謝を促す。満腹中寸を刺激して食べすぎを抑制する。 |
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レシチン | 体内にある中性脂肪やコレステロールといった脂質の代謝を流す |
ビタミンB1 | 糖質や脂質の代謝を促す |
ビタミンB2 | 糖質や脂質の代謝を促す |
トリプトファン | 体内でセロトニンに変化し精神安定をもたらす |
大豆オリゴ糖 | 乳酸菌やビフィズス菌の餌となり、腸内フローラが改善する |
イソフラボン | ポリフェノールの一種。活性酸素の除去をする抗酸化作用がある。 |
カリウム・マグネシウム | ナトリウムやカルシウムと働きあって体細胞の機能を正常に保つ |
鉄 | 豆乳の鉄は吸収されやすく、鉄補給にうってつけ |
これらの栄養素が、先ほどの問題を解決するのを手伝ってくれるわけですね。例えばサポニンやイソフラボンはポリフェノールの一種であり、活性酸素の除去をする抗酸化作用があります。『ようこそ!私のニキビクリニックへ―さあ、お入りください。ニキビ完治への最後のドア…』にはこうあります。
活性酸素こそ肌の大敵
(省略)この活性酸素は、ニキビを悪化させるだけでなく、皮膚に対してさまざまな悪さをします。(中略)今まで見てきたように、活性酸素は皮脂を酸化することによってニキビをつくり、炎症を悪化させます。日焼けの炎症も活性酸素のしわざですし、メラニン色素の生成を促してシミやくすみの原因をつくるのも活性酸素です。また活性酸素は皮膚細胞を傷つけて皮膚の老化を早め、しわやたるみをつくります。そして究極の害は、DNAを損傷して皮膚がんを誘発することです。(中略)このように活性酸素は、あらゆる肌のトラブルに関わっています。
このように、活性酸素だけでもニキビはできるわけですね。またビタミンB2ですが、一番有名なのは『チョコラBB』ですね。あのサプリメントを飲むと小さいニキビなどであればすぐに治ったりしますが、それはこのビタミンB2のおかげです。それらの栄養素が脂質を代謝してくれるので、毛穴に皮脂が詰まる前に対処するのを手伝ってくれます。
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このいずれもが脂質の代謝を促すので、美容効果がとても多く含まれているということになります。豆乳には無調整豆乳、調整豆乳とありますが、どれでも構いません。
また豆乳ローションもニキビに効果があります。『手作り豆乳ローション ムダ毛が消え、美白、美肌に!』には豆乳ローションの8大効果として、次の8つを挙げています。
美白やニキビに有効だと出てきましたね。その理由を説明するために、ワキガの記事に書いたのですが、ここでもまずその豆乳ローションの作り方を紹介します。
材料
道具
作り方
ボウルの上にザルを載せ、ザルの中にタオルを敷き、キッチンペーパーを2枚重ねてのせる。
レモンをよく洗って半分に切り、あればレモン絞り器で果汁を絞る。(※レモンの皮にはソラレンというシミの原因となる物質が含まれているので、絞る時にティッシュで皮を包んで絞ると安心)
小鍋に豆乳500mlを入れて弱火にかけ、お玉じゃくしでかき混ぜながら温める。投入が60℃くらいになったらレモン果汁を加える。(※温度が上がりすぎて、豆乳の表面に膜(湯葉)ができないように)
レモン果汁を入れたらゆっくりとかき混ぜ、豆乳が固まり始めたら火からおろす。消毒用アルコール60mlを加えて、更に混ぜる。消毒用アルコールは引火しやすいので、必ず火からおろして混ぜる。(※豆乳と水が分離するほどになったら固まりすぎ)
準備したボウルのキッチンペーパーの上から3を流し入れ、しばらくおく。手でもてるぐらいに覚めたら、タオルごと取ってしっかり絞る。ボトルに移し、余熱がとれたらすぐに使える。
これが豆乳ローションの作り方です。つまり確認したかったのは、レモン汁なんですね。豆乳ローションにはレモン汁を入れるのがポイントです。
このレモン汁には天然のビタミンCが含まれているので、そのビタミンCが毛穴を通じて肌に浸透し、毛穴の黒ずみや肌の赤みなどを解消します。
この記事にも書きましたが、ビタミンCは美肌にとても高い効果をもたらします。更に、ピーリングをした後にビタミンC誘導体の入った化粧水を『イオン導入器』を使って浸透させることで、手でやった場合と比べ、実に100倍もの効果を発揮させることができます。『毛穴スッキリ!美肌になる!―黒ズミ、大人ニキビ、これで解決!』にはこうあります。
イオン導入で浸透する量は、塗った時のなんと100倍
このビタミンCのイオン導入の効果は絶大で、ニキビが改善するばかりか、毛穴が目立たなくなったり、肌の透明感や弾力がアップしたり、顔が引き締まったりします。本当にその効果の高さに驚いています。でも、それもそのはず、イオン導入を行うと、単に肌に塗るよりもなんと100倍の量が真皮にまで届くというデータがあります。
ですから、豆乳ローションに含まれるレモン汁のビタミンC効果は、美白を手伝うのです。ただ、レモンのビタミンCと、ビタミンC誘導体であればどちらがいいかというと、ビタミンC誘導体ですね。肌にレモンをつけるよりもはるかに高い浸透率が見込めます。この本は2004年のものですから、もうレモンの美白効果といってもそうたいしたことはないでしょう。
ただ、先ほどもあったように、大豆にはレシチン、サポニン、マグネシウム、それからアミノ酸なども含まれていますから、それらの成分が肌をしっとりさせるのを手伝いいます。そう考えると、『肌を潤わせる』ためにこの豆乳ローションは役立ってくれるでしょう。
そしてニキビについてもこの豆乳ローションで改善することができます。ニキビは毛穴に皮脂が詰まり、そこに雑菌がつくことで発生することがありますが、サポニンには毛穴の洗浄効果があるので、そのケアをすることができます。
また女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするイソフラボンですが、この成分の影響で脂質の分泌を抑えることも期待できます。男性ホルモンであるテストステロンのはたらきとして挙げられるのは、
ということです。この中に『皮脂の分泌を促す』とありますね。ではここで、思春期にニキビができる原因と流れを見てみましょう。
これ見てもわかるように、皮脂が多く分泌されるということは、ニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖しやすくなるということになります。
性別とニキビ
男性 | とにかく男性ホルモンが常に優位のため、ニキビができやすい |
---|---|
女性 | 男性ほどではないが、生理等の時期に黄体ホルモンの影響でニキビができやすい |
『医師によるニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き完全治療マニュアル―ニキビは皮膚病の一種です!!』にはこうあります。
このように、男性ホルモンの分泌が盛んになることが、ニキビの発症にたいへん大きく関わっているのです。そのため、ニキビが重症化してしまうケースは、実は女性よりも男性に多いという報告があります。
イソフラボンの影響で、男性は不妊症になったり、女性乳房化の可能性がありますが、その反面、こうしてニキビ等の脂質分泌過多による問題は軽減させる可能性があるんですね。
男性がニキビができやすいのは皮脂の分泌量が多いことが原因?できる予防と対策は – Inquiry. |
『豆乳ローション 脱毛&美肌ケア』には実際に豆乳ローションを使ってニキビを治した事例について、レビューが記載されています。
翌朝にはニキビが治り地肌が白くなった!
(省略)顔にも塗りました。顔はムダ毛はありませんでしたが、赤い小さなニキビがポツポツとありました。寝不足のときや、体調が悪いときにあらわれるので、『アダルトニキビ』と呼ばれるものでしょう。期待していなかったのですが、夜に塗って、なんと、翌朝にはニキビが全部収まっていました。以来、ニキビがない状態を保っています。(中略)豆乳ローションを顔に塗るタイミングは、洗顔後です。そのあと、使い慣れた基礎化粧品を使い、ファンデーションを塗り、ポイントメイクをしています。豆乳ローションと併用しても、特に問題ありません。
効果があったというレビューがありますね。もちろん、スキンケアに関しては別の注意点がありますので、下記の記事でそれをご確認ください。
ニキビに必要なスキンケア(肌断食)
更に本には、先ほどのレモン汁、消毒用エタノールのほかに、『ホウ酸』を入れることでニキビにより効果を発揮させることができると言っています。ホウ酸は本来豆乳ローションを長く持たせるための防腐剤として入れる場合があるのですが、そのホウ酸の殺菌成分によって、ニキビケアにもいい影響を与えます。
通常は冷蔵庫で一週間持つ豆乳ローションですが、ホウ酸を入れると一か月持ちます。その殺菌効果からもわかるように、それがニキビに有効なんですね。
豆乳ローションには市販品もありますが、ここで挙げたのはあくまでも手作りのケースの効果のみです。市販品の効果がどれほどなのかはわからないと著者も言います。
逆に言うと、市販品の紹介じゃないのに効果があると言ってくれているのはとても心強いですね。レビューに関しても、信ぴょう性が高そうです。
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