マヌカハニーが口臭に効く?
はい。
マヌカハニーは『世界で唯一の100%純正ピュアで安全な蜂蜜』ですから、はちみつを考えるときに筆頭に挙げられる商品です。このはちみつは、腸内の善玉菌を優勢にしますので、腸内腐敗や悪玉菌由来の口臭問題に有効です。
また、はちみつには『プロテアーゼ』というたんぱく質の分解酵素が含まれていて、これによって舌苔、つまり舌の上の汚れが取れるため、それによるニオイを軽減できます。
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はちみつである『マヌカハニー』が口臭対策になるという話があります。たしかにはちみつには腸内環境を整える食材ですから、体臭対策に効果があります。マヌカハニーは、世界で唯一の100%純正ピュアで安全な蜂蜜ですから、これが筆頭に挙げられるわけですね。
腸内フローラを改善するはちみつはニキビに効果がある? – Inquiry. |
上記の記事にも書いたように、善玉菌に有効な食材は、
とたくさんあります。とにかく、腸内フローラの環境を良くする食品を意識して摂ることが、様々な問題を解決するのです。『腸内フローラ』とは、腸内に広がっている『花畑』のことですね。たくさんの細菌がまるで花畑で花を咲かせているように見えることから、『フローラ(英:flora)』という名前がついています。
腸内フローラって?
ビオフェルミン製薬が出しているこの動画にはこうあります。
何らかの原因で悪玉菌が優勢になってしまうと、腸内腐敗が進み、様々な生活習慣病の原因になることもあります。
腸内フローラの環境が悪くなり、悪玉菌が優勢になると、病気を患う可能性があるんですね。そしてその問題の一つに『体臭』があるのです。腸内菌の役割を見てみましょう。
善玉菌が優位になり、悪玉菌の働きを抑えるということは、美容や健康を考える際には欠かせないことなのです。ここで注目したいのは『腸内腐敗』というキーワードですね。
その前にまず確認すべきことがあります。『からだのニオイは食事で消す —体臭は内臓からの注意信号』にはこうあります。
酸化された脂質が体臭を発生させる
体臭の発生に、もうひとつかかわっているものがあります。それが過酸化脂質の問題です。過酸化脂質とは、コレステロールや中性脂肪といった体のなかの資質が、活性酸素(フリーラジカル。攻撃性の強い悪玉の酸素)によって酸化されたものをいいます。
動物性食品由来の脂肪分(脂肪酸)に過酸化脂質が作用すると、悪臭となります。これは、脂が酸化すると、体臭が発生するということで、肉類やバター、マヨネーズ、ナッツ類などの『脂質摂取』が多くなるほど、体臭は強くなるのです。
過酸化脂質は、
等によって発生する『活性酸素』が原因で引き起こされるものです。これはニキビの原因でもあります。『医師によるニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き完全治療マニュアル―ニキビは皮膚病の一種です!!』にはこうあります。
活性酸素の害
(省略)すでに紹介したように、皮脂が毛穴に詰まってしまうことがニキビのそもそもの原因です。とはいえ、それだけではニキビにはなりませんし、炎症を起こすこともありません。毛穴に詰まってしまった皮脂が酸化されて、遊離脂肪酸や過酸化脂質という物質に変わると、コメド(面皰)が作られ、ニキビが発症するのです。コメドが炎症を起こし、ニキビを悪化させるのも、酸化が大きな要因です。
ニキビの最大の原因に等しいのは『活性酸素』!この対策が大きな予防になる – Inquiry. |
活性酸素は皮脂を酸化させますが、厳密に言うとそのあと遊離脂肪酸や過酸化脂質という物質に変わってしまい、ニキビの原因を作ってしまうわけですね。ですから、あまり体内に活性酸素を多く産生させたくないのです。
紫外線はニキビの大敵!活性酸素がもたらす害は思っているより大きい – Inquiry. |
そしてこれはニキビだけじゃなく、『体臭』の原因ともなります。活性酸素はストレスによっても発生しますが、ストレスを負うとこういう流れができます。
活性酸素、過酸化脂質、ストレスの話をしていたら、『腸内腐敗』というキーワードが出てきましたね。そしてそれが体臭の原因となるのです。もちろん『口臭』もその範囲内です。本にはこうもあります。
脂肪分とたんぱく質の分解で出る腐敗毒素がニオイのもと
体臭には脂質系に由来するものと、たんぱく質系、炭水化物系の3種類の原因があるといわれています。悪玉菌と呼ばれる腐敗菌は、脂肪分とたんぱく質の分解を担当していて、善玉菌では分解できない高分子の成分を分解する役目を担っています。ところが脂肪やたんぱく質を分解するときに、さまざまな腐敗毒素が副産物として出てしまうことが問題なのです。
悪玉菌にも一応の役目があり、善玉菌にできない分解をしてくれます。しかし、それと引き換えにニオイ物質を引き起こしてしまうことが玉に瑕なわけです。
したがって、
という2つのポイントを押さえることで、口臭対策ができるということになります。そこで、『はちみつ』等の善玉菌に有効な食材を摂るわけですね。すると腸内で善玉菌が優勢になり、腸内フローラの環境がよくなり、悪玉菌が原因の口臭を抑えることに繋がるわけです。
ですから、いくらはちみつを食べても『腸内腐敗を起こす食事』である『肉類』等のそう物性食品を食べてしまっていては、この話はあまり意味がないということになります。
腸内腐敗が口臭を引き起こす?腸内環境を最適化して予防しよう – Inquiry. |
また『はちみつ』にはもう一つ口臭に有効な成分が含まれています。それが『プロテアーゼ』です。これはたんぱく質の分解酵素で、これによって舌苔、つまり舌の上の汚れが取れるため、それによるニオイを軽減できるということなのです。
『気になる「臭い」がみるみる消える100のコツ―ワキ、足、口の臭いから生活臭、服の臭いまですっきり』にはこうあります。
舌苔を取る習慣をつけたら腐った卵のような口臭の発生源が絶てる
(省略)2つ目は、口の中の細菌が起こす腐敗による講習です。原因は次の5つです。
- 歯垢や食べかすによる腐敗臭
- 歯肉炎や思想の雨量によるニオイ(膿臭)
- 入れ歯や虫歯による腐敗臭
- 舌苔の腐敗臭、硫化水素臭
- 扁桃腺についた膿栓の膿臭
123は歯をこまめに正しく磨くことで、5はうがいで解決します。4はあまり知られていませんが、実は口臭の大きな原因をしめています。舌は面積が広く、食べかすや細菌がつきやすい場所。舌苔は、正しくこすり取る必要があります。
気になる「臭い」がみるみる消える100のコツ―ワキ、足、口の臭いから生活臭、服の臭いまですっきり
舌の色が白いと病気?口臭の原因?舌苔の掃除はするべきか – Inquiry. |
舌苔の掃除に関しては上記の記事に書きましたので併せてご確認ください。ここで確認したいのは『腐った卵のような口臭』です。これは先ほど出てきましたよね。この手のニオイを舌苔の掃除によって抑えることができるということになります。
注目するべきなのは本のその後にある内容です。
凍らせたパイナップルが口腔ケアに大活躍!
(省略)『3㎝角程度に切ったパイナップルに割りばしをさして冷凍庫で凍らせます。使うときは冷凍庫から出し、角が少しやわらかくなるまで数分置きます。舌苔をなでるだけではなく、頬の内側をマッサージしたりすることで、唾液の分泌量も増えるようです。』このように、唾液が増えるのはパイナップルの酵素に動物性たんぱく質を分解し、舌苔を絡めとる働きがあるからなのだとか。
『パイナップルの酵素に動物性たんぱく質を分解し、舌苔を絡めとる働きがある』と出てきましたね。
更に本にはこうもあります。
食後のデザートで口臭を防ぐ キウイフルーツは舌苔をとる”魔法の果物”
(省略)舌苔は口の中から剥がれ落ちた古い細胞や食べ物のカスに、口の中にいる細菌が集まったもの。タンパク質の塊で、歯の表面にくっつく歯垢と同じようなものと考えるといいでしょう。ですから歯磨きで歯垢を取り除くように、舌苔もまめに取り除かないと細菌がどんどん増えて、悪臭を放つ硫化水素が発生!いやなニオイのもとになってしまうのです。
(中略)舌苔が気になる場合は、食後のデザートとしてキウイフルーツを食べてみてください。キウイフルーツには舌苔(たんぱく質)を分解・除去するアクチニジンという酵素が豊富に含まれているのです。
更に『キウイフルーツには舌苔(たんぱく質)を分解・除去するアクチニジンという酵素が豊富に含まれている』と出てきましたね。実は、これらの分解酵素はすべてこの『プロテアーゼ』の一種なのです。
各食材のプロテアーゼ
パイナップル | ブロメライン(ブロメリン) |
---|---|
ショウガ | ジンギパイン(ジンギバイン) |
イチジク | フィカイン(フィシン) |
キウイフルーツ | アクチニダイン(アクチニジン) |
マイタケ | マイタケプロテアーゼ |
納豆菌 | ナットウキナーゼ |
※ちなみにこれらのフルーツに含まれるプロテアーゼは、熱に弱いため60度以上の熱が加わるとたんぱく質分解酵素の効果がなくなります。つまり、生で食べたときのみ有効で、缶詰や熱処理された加工品の場合は効果がありません。
そして、はちみつにもこのプロテアーゼが含まれているわけですね。ですからよく料理の際に、肉をやわらかくするときにこのはちみつが使われるのです。タンパク質を分解するからですね。
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したがって、はちみつには口臭に有効な成分が含まれているというのは本当なのです。
ただ、もう一つ気になる情報があります。はちみつに含まれる、
という糖分は、虫歯のエサとなる白砂糖のスクロースとは異なるもので、虫歯にとっては栄養源にならないと考えられているため、はちみつ、特に純度100%のマヌカハニーでは虫歯や歯周病にならないというものです。たしかにそれらがあると口臭の原因となありますから、そうならないということは口臭対策となります。
口臭の原因になる歯周病(歯槽膿漏)の原因と対策は?食事のたびに歯を磨くのは予… – Inquiry. |
虫歯の詰め物や銀歯は口臭の原因?虫歯(う蝕)も悪化すると口臭の原因となる – Inquiry. |
様々な口臭の原因とニオイの種類
歯周病・虫歯 | イオウのニオイ |
---|---|
胃腸病 | 卵の腐ったニオイ |
肝臓病 | ネズミ臭(濡れ雑巾とニンニクが混ざったようなニオイ) |
糖尿病 | 甘い、甘酸っぱいニオイ(ケトン体) |
腎臓病 | アンモニアのニオイ |
呼吸器系疾患 | 生臭い、肉の腐ったニオイ |
心臓病 | 生臭い、肉の腐ったニオイ |
唾液の減少 | 雑巾や布巾のような生乾きのようなニオイ |
口臭の原因は一つではない!様々な種類とその対策 – Inquiry. |
それぞれの糖分は以下のように分類できます。
様々な糖分
スクロース | ショ糖 |
---|---|
フルクトース | 果糖 |
グルコース | ブドウ糖 |
そして確かに、虫歯菌がダントツに好むのは『スクロース(ショ糖)』です。ですから、それが入っていないマヌカハニー等の純はちみつは、有難い糖分だと言えます。しかし、『歯医者に虫歯は治せるか (創元ライブラリ)』にはこうあります。
またフラクトースの存在する場では、歯を構成しているたんぱく質がミュースタンス菌により活発に利用されることを20数年前に私は発見しました。グルコースがいくら存在しても、そのようなことはありません。このような事実から、歯の表面にフラクトースが存在することが、ミュースタンス菌への侵入・感染能力を高めている、こうして虫歯が出来るのだと20数年前に報告しましたが、受け入れられませんでした。
現在も私の考え方は、まだなかなか理解してもらえません。フラクトースを利用して酸を産生し、それで歯を溶かすことが虫歯であるとする常識的な考え方とは相反するからでしょう。
その常識的な考え方とは以下の通りです。
それぞれの糖分の考え方はこのようなものが常識的なわけです。つまり、確かに虫歯菌(ミュースタンス菌等)はグルコースを最も好んで繁殖しますが、その他の等にも問題がありそうです。たとえば著者の言うように、『歯の表面にフラクトースが存在することが、ミュースタンス菌への侵入・感染能力を高めている』可能性があるというのです。
そう考えると、いささか純はちみつの糖分も、そう油断することはできないかもしれません。どちらにせよはちみつと言えど摂りすぎるとカロリー過多になりますから、過剰摂取をしたり、油断した考え方でこれを服用するということはやめたほうがいいでしょうね。
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