人が騙し、裏切り、嘘をつくからうつになった。だから自分は悪くないよね?
騙され、裏切られ、欺かれれば、誰もが憤慨します。生きる気力を失います。
しかし、この世にはそれで『生きるエネルギーが満ち溢れる』という人もいます。つまり、インサイド・アウトの発想が有効になるということがわかるわけです。
先生
ハニワくん
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子供の頃厳しかった親の本心
人が騙し、裏切り、嘘をつくからうつになった。だから自分は悪くない?
この記事は、
と併せて考えていきたい。
まず単純に考えたら、
という発想が頭をよぎるわけである。しかし、ここで考えたいのは、『
』の話だ。
子供時代は、厳しい親に対し、正直うんざりするものである。自我が発達してきたのだ。幼少期はそれがなかったから言うことを聞けたが、徐々に発達してきた自我が、親の決めるルールに反発心を覚えるようになる。
これを『
』などとして語ることがあるが、私はこれが反抗期だと思うことはない。話が逸れるのでそれはまた違う機会に書こう。
先生
ハニワくん
- 反抗というのは、『基準から逸れる』という意味。
無知ゆえに虚構に騙されて、本来歩くべき人の道を見失っていた
まず考えたいのは、こういう話だ。
少女は、大人にナンパされ、金を使って夜遊びをすることが、なんだか楽しく、わずかな背徳感とともに快感を得られ、大人の仲間入りが出来ると思って、心は浮かれていた。しかし、
だった。さらわれた少女は、最低最悪の結果になった。
少女は家に帰り、親と一緒に泣いた。その時少女は、
を知った。親が自分に厳しかったのは、自分の為を想っていたからだったのだ。確かに、
という言葉は聞いていたが、自分はその言葉を理解したつもりで、全く理解していなかった。
には後光が差し、この世にこの人たち以上に大切にするべき存在はいないと確信した。そして逆に、それまであこがれを抱いていた夜の大人に対してを、根拠も無く過大評価することはなくなった。
この例で考えた場合、彼女は最初、
- 『嫌いな人=親』
- 『好きな人=夜の大人』
だったわけだ。しかし、事件によってその構図が完全に塗り替えられ、真逆のものとなった。ここからわかるのは、人間の認識の甘さと、その正確性の低さだ。
では、その対象は一体誰だろうか。その人は本当に自分にとって敵なのだろうか。それとも、味方なのだろうか。
『あがり症に有効な認知行動療法(間違った認識を修正)』、あるいは、『うつ病治療に有効で必要不可欠な知識。間違った認識を改めよう』にも書いたが、うつ病やあがり症といった精神的な問題を抱えている人の共通点として、『 』が確認されることが多い。
もしかしたら単なる自分の被害妄想か、あるいは、
のかもしれない。
先生
ハニワくん
先生
- 人間の認識の甘さと、その正確性の低さを理解する。