うつ病になった場合、人間関係はどのように改善したらいい?
うつ病になった場合、あるいはなりそうな場合は、人間関係にも原因があると考えるべきです。人間関係も含めたすべての要素を『再構築』する考え方を持ちましょう。
先生
ハニワくん
Contents|目次
軽度のうつなら、日常茶飯事的にある
うつに効く人間関係の改善方法。距離の取り方。
この記事は、
と併せて考えていきたい。
例えば『うつの時、一人になるのは良いのか。それとも悪いのか。』の記事に書いたのは、『内省、内観』的な、自分の心と向き合う時間の大切さについてだが、やはり、『うつ病の克服に最も重要なキーワード『重荷を取って軽くする』』ということで考えた場合でも、人間関係というのは『重荷』となるケースが多く、だとしたらそれを取り除いていきたいのである。
私は別に、重度のうつではないが、
わけである。例えば、今も外の天気は曇天である。夏だから薄着なのに、気温が寒いから矛盾していて、冷えは体にも心にも悪いから、妙に気持ちが鬱屈としている。どんよりとした気分だ。
だが、これが天気が晴れるだけでガラッと気分が変わる。暑いから『あちー』という独り言は言うのだが、しかし、それでも曇天で寒気がするときにくらべれば、まだ気分が良い。このようにして、天気が変わるだけで自分の心も結構な振れ幅で揺り動かされるのである。
事実、人間は太陽の光で網膜を刺激されることによって、脳内安定させる脳内物質『セロトニン』の分泌が活発になる。『あがり症に大きな影響を及ぼすセロトニンという脳内物質とその役割』にも書いた様にセロトニンが枯渇すると気持ちはうつになるわけだから、太陽というのは人間にとってなくてはならない存在なのだ。
人間は、外の天気がどうだとか、脳内のセロトニンがどうだとか、風邪気味で体調がどうだとかいう理由によって、こうも人格に差が出てしまうものである。従って、軽度なうつなら、常にあるわけだ。
先生
ハニワくん
先生
- 人間は太陽の光で網膜を刺激されることによって、セロトニンが枯渇し、気持ちはうつになる。
自分の人生を再構築する
私は、重度なうつは今はない。だが、重度までいかない理由は、私が『重度になるまでに何らかの対策を取る』からだと自負している。例えば、重度まではいかなくても、それに近いような悩みで頭がいっぱいになることはあった。そういう時、決まって身の回りには
がある。
仕事や、お金や、人間関係の場合がほとんどだ。そして、それだけではなく、『
という悩みもそこにプラスされ、更にうつ的な症状は悪化していくわけだ。
だが、そこは明るい性格の私だ。『
という発想に辿り着いたのである。
私は10年ほど前にやったのは、『人間関係の改善』だった。しかも大幅な。実に、数年間も続いた人間関係を、完全に否定し、もしこのまま継続するのなら、一から全てを見直してやり直す必要があると、小冊子をまとめて書き、提出した。
もちろん、それを書いているときにはストレスがのしかかった。これを書いて出し、皆はどういう反応をするだろう。もしかしたら、今までの人間関係が消えてなくなるかもしれないが、それでも本当に悔いはないか、など、様々なストレスが心身にのしかかり、私は体調を崩し、風邪をひいてしまった。
仕事の人間関係でもそうだった。同じように、退社の意志を社長に伝え、自分でやっていく旨を伝えた。すると、やはり懸念していた通り、ある種の脅しが入った。
と言われたのだ。つまり、彼は私をとどめておきたかった。そのメリットがあり、デメリットも大きいということを知っていたのである。
しかし、私はそういう仲間や仕事の人間関係に、納得がいってなかった。そしてこれがもしこのまま一生続くなら、その方が人生に悔いを残すと悟った。そして行動に移したのだ。すると、中には称賛の目を向ける者もいたかもしれないが、やはり足を引っ張る人間であふれた。
確かにそれはストレスだった。だが、
のだ。
先生
ハニワくん
- 自分の人生を再構築する。
質の良いストレスを負う
元大統領夫人、エレノア・ルーズベルトは言った。
何をしたって人生でストレスはある。だとしたら、自分の中で最も納得のいくストレスを負うことを選択したい。それは、自分で自分の人生の舵を握り、その責任を負っていく、というストレスのことだった。
それから10年、私は今も、ストレスを負いながら人生を生きている。だが、あの頃と比べると、
なのである。
自分の意見を言い、不和が生じ、そこにはストレスが生まれるかもしれない。だが、
ことを知った。
そして、この人生の価値を知った。この人生はどの道、必ず終わるのだ。だとしたら、何をいつまでも迷っている時間があるというのか。自分のその主体的な行動は連鎖され、かつての人間関係にも大きな影響を与える。我々は、
のだ。
先生
ハニワくん
- どうせ負うならストレスの質を変えるべき。