名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
一つずつ一つずつ積み上げる。あるいは絡み合う。人間でも、自然の摂理でもいいが、そうして積み上げたり、あるいは強調し合って多様性を保つから、『社会』が持続する。『この世』の均整がとれる。一つ一つの役目の大小あれど、そのどれか一つが欠けても、歯車は狂い出すイメージが頭に浮かんでくる。
この構図はとても複雑で、繊細で、緻密である。およそ人間がその全てを把握することの出来ない、甚大な規模の歯車だ。
ダンテは、
と言ったが、その圧倒的な構図を目の前にすると、確かにその通りに受け止めた方が、話が早そうな気さえするのである。エボデボ(進化発生生物学)分野のスーパースター、ショーン・B・キャロル教授の著書、『シマウマの縞 蝶の模様』にはこうある。
『エボデボ革命の最初の衝撃が明かしたのは、複雑な形態をした動物は、見かけや生理機能の違いを超えて、どれもみな共通の『マスター遺伝子』という『道具箱』をそなえているということだった。ハエも小鳥も恐竜も、三葉虫も蝶もシマウマも人間も、その胴体や体の器官の形成やパターンづくりを支配する遺伝子群は同じということなのだ。』
遺伝子レベルのミクロから、宇宙サイズのマクロまで。その隅々に散りばめられている複雑な歯車は、どれもが与えられた自分の役目を果たすことによって、それが結果的に他の尊重を果たしているようにも見受けられるのだ。
では、その中で突如『身分不相応の動き』を取った歯車が現れたとしよう。その複雑な構図から抜け出し、独立した動きを取ってしまったのだそりゃあ、彼からすれば、楽になっただろう。簡単になった。何しろ、独立したのだ。もう、歯車から外れた。繋ぎとめていたチェーンが外れたのだ。
しかし、そこに発生したそのエネルギー(力)は、道を逸れてしまった。道の外を歩く。それは文字通り『外道』である。何しろ、『力を暴れさせてしまった』のだ。力一つ制御出来ず、暴走し、道の外を歩いてしまう様な要素は、刹那の『楽』は得られても、その後の道のりが『楽しい』ものになるとは限らない。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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