白・黒・赤ニキビができる原因は全部同じ?
違います。白⇒黒⇒赤の順番で悪化が進みます。
白ニキビができるのは、毛穴は閉じたまま溜まったまま皮脂が盛り上がって、表皮から皮脂が白くポツンと見える状態が白ニキビです。黒ニキビが出来るのも同じく、皮脂が毛穴から詰まって出られなくなるからです。詰まった皮脂が毛穴を押し広げ、皮脂が空気に触れて酸化し黒く見える状態が黒ニキビです。
赤ニキビは、ニキビが悪化すると毛穴の中に溜まった皮脂に細菌が繁殖し、皮膚が炎症を起こしてニキビの表面が赤く見えるようになります。これがいわゆる『赤ニキビ』です。こうなる前に予防することが求められています。
Contents|目次
まずは『白ニキビ』から見てみましょう。専門家によって段階は別れていますが、『ニキビのことならまかせなさい』(光文社)の著者の場合、1~5までの段階をつけていて、下記のようになっています。
『医師によるニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き完全治療マニュアル―ニキビは皮膚病の一種です!!』の著者ならこうですね。
基本的にはこのような段階がつけられていて、そのうち『白ニキビ』というものは、ニキビのでき始めの段階であり、次の黒ニキビの前段階の位置づけにあるニキビです。ですから、『白・黒ニキビ』と同じ段階でまとめている専門家がいるくらいなので、考え方は基本的には同じなのです。
『ニキビちゃんこそ美人になれる』にはこうあります。
白ニキビと黒ニキビ
毛穴が詰まって出られなくなった皮脂は、表皮の下で溜まっていき、2種類のニキビになります。毛穴は閉じたまま溜まったまま皮脂が盛り上がって、表皮から皮脂が白くポツンと見える状態が白ニキビです。詰まった皮脂が毛穴を押し広げ、皮脂が空気に触れて酸化し黒く見える状態が黒ニキビです。
毛穴が開いてその中に皮脂と古い角質とが交じり合った汚れが詰まった状態。あるいは、皮脂が空気に触れて酸化し黒く見える状態が黒ニキビだと、各専門家は言います。では一度、白ニキビと黒ニキビの違いをまとめてみましょう。
白ニキビと黒ニキビの違い
白ニキビ | ニキビの中の皮脂が空気に触れていない状態 |
---|---|
黒ニキビ | 空気に触れて埃や皮膚表面のアカなど酸化物がくっついた状態 |
一番わかりやすいのは、『白ニキビはまだ空気に触れていない』という解釈です。黒ニキビは空気に触れて汚れているわけですからね。この時期のニキビだと、まだホームケアだけで治せる範囲です。赤ニキビまで進んでしまうことを何としても避けたいんですね。
後で説明する黒ニキビの記事に、
等についてまとめてありますので、基本的にはそこに書いた内容を順守すれば、この白ニキビの対策もバッチリです。『ニキビのことならまかせなさい』(光文社)にはこうあります。
ニキビの程度としては、黒ニキビの方が重いといえます。白ニキビから黒ニキビへ移る場合もありますし、はじめから黒ニキビができる場合もあります。
黒ニキビは空気に触れて、酸化した状態の為に黒ずんでいて、白ニキビよりは悪化している状況だと言えます。ですから、なるべく白ニキビの段階で治療したいところなのですが、実は『いきなり黒ニキビになる』ケースもあるので、それは何とも防ぎようがないところなんですね。ですから基本的な予防と対策は、『白と黒』両方が同じ考え方になるということになるわけです。
しかし、私の場合ですが、いきなり黒ニキビが出来たことは一度もありません。必ず最初にこの白ニキビができます。こういう例はきっと多いことでしょうから、ここではこの白ニキビを『ニキビの一番初期段階』と考えて、
という考え方で、予防と対策をまとめていきます。
では一体何を最適化すればいいのでしょうか。まず最初に、思春期にニキビができる原因と流れを見てみましょう。
なぜ思春期のケースを持ちだすかというと、ニキビができる原因というのは複雑であるからして、一例を出すことしかできないからです。ここではわかりやすく思春期にニキビができる原因と流れを載せました。
思春期にニキビができる原因は?なぜ10代に多いの? – Inquiry. |
やはり『皮脂』が大きな原因の一つだということがわかります。では、皮脂の分泌だけに気を付けていればいいでしょうか。ここで、ニキビができる原因を見てみましょう。
ニキビができる原因(内因性)
ニキビができる原因(外因性)
その他
実は、ニキビは一つの原因によって発症するわけではないので、このすべての要素を最適化することが求められます。『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典 (基本の美容シリーズ)』にはこうあります。
ニキビの出来る理由は複雑
(省略)ニキビは必ずしも皮脂が多いからできるわけではありません。その証拠に、乾燥肌の人でも大人ニキビはできるのです。また、皮脂の少ない頬にだけできる人もいます。(中略)ニキビの原因を知りたい気持ちはよくわかりますが、あまりにも複雑にからみあっているので、原因を簡単には特定できないケースが多いのです。ニキビが慢性化している人は、スキンケアだけでは治らないことが多いので、皮膚科で早めに受診してください。
と出てきましたね。『ニキビは必ずしも皮脂が多いからできるわけではない』のです。つまり、白ニキビを作らないように予防しようとしたり、あるいは黒ニキビや赤ニキビへと移行しないように対策をしようと思っても、単純に皮脂のコントロール、例えば、
等のことに注意していても効果がありません。そこにあるニキビの原因のすべての要素を最適化する必要があるのです。例えば、いくつかの要素についてまとめた記事をしたに貼りますが、これを全て理解して最適化する必要があるのです。
つまり、
俺は高脂肪食品を摂らないから、タバコも吸うし、夜更かしもするし、運動もしないで一日中パソコンとゲームをいじって遊びまくるぞ!
と思っている人がいるのであれば、本末転倒なわけですね。また、生理等の自分の力ではどうしようもない現象もあるわけです。自律神経やホルモンバランスを自由にコントロールできる人はほとんどいませんからね。
生理前にニキビはなぜ出来る?どのように予防と対策をすればいいのか – Inquiry. |
皆、それらの正常化の為に、
の5大要素を最適化することに気を付けています。暴飲暴食をしていて、運動と睡眠不足で、デトックス(解毒)がままならず(便秘等)、ストレスが溜まる毎日を送っている人は、いくら必死に洗顔で皮脂を洗い落とそうと努力しても、ニキビを防ぐことはできません。それが『ワキガ』との違いですね。
ワキガ治療をして再発する可能性は手術によって違う? – Inquiry. |
上記の記事にも書いたように、下記の動画は、この分野の権威である五味先生が出している『ワキガを完全に治す方法』です。
ワキガを完全に治す方法を教えてください(体臭多汗Q&A 3)
動画では、
アポクリン腺は手術をすれば、完全に、100%取れる。ただ、アポクリン腺には根っこがあり、それを残すので再発する可能性がある。だから、根こそぎ完全にとれば、ワキガ臭は完全に、永久的に取れる。ついでに多汗症も治る。
と言っています。つまり、この先生が推奨する『直視下剥離法』(五味法)であれば、傷痕が残る代わりに『ワキガ臭は完全に、永久的に取れる』と言っていいでしょうね。ワキガの場合、『アポクリン腺』というワキにある汗腺を切除すれば、もうワキガ臭が出ることはないのです。
しかし、ニキビの場合はこのような対策がありません。何かを切除したら一生ニキビが出なくなるというような、そういう治療法はないんですね。もちろんワキガに悩む人とて、その5大要素をぞんざいにすることはNGです。人としてのホメオスタシスが保てなくなりますからね。
人間が正常でいるための機能。
しかし、ことワキガ臭ということで言えば、手術でそれがもう治るんですね。しかしニキビの出来る理由は複雑ですから、何か一つを対策したところで、防ぎきることはできないのです。それを理解することが何より大切ですね。
面倒だな…
と下向きに考えるのは間違いです。正しいのは、
うむ。結局それで、ありとあらゆるメリットを得られるか!
という考え方です。その5大要素の最適化をすることの恩恵は計り知れませんからね。例えばストレス一つ取ってみてもそうです。
等、様々な問題を引き起こす原因となるのです。更にストレスについて調べるために見るべきなのは以下の記事です。これ以上ネット上でストレスの害悪について書いた記事はないでしょう。
上記の記事に、
という肌タイプによって微妙に違う予防と対策も、記事にまとめていますので併せてご確認ください。それらの記事を見ればわかりますが、スキンケアにも注意が必要です。化粧水を塗ることだけでもそうなのです。つまり、
そのすべてのスキンケアが、逆にニキビの原因となる可能性があるのです。
ニキビに必要なスキンケア(肌断食)
ここではそれらの記事には載せなかった本の内容を載せましょう。『ニキビちゃんこそ美人になれる』にはこうあります。
無添加化粧品、植物由来成分はお肌にいいの?
(省略)1982年、販売されるすべての化粧品について、当時の厚生省により『アレルギーなどを起こす恐れのある成分(102品目)』の表示が義務付けられました。(中略)2011年4月には、販売されるすべての化粧品について、全成分の表示を義務付けられました。(中略)無添加化粧品とは、この表示指定成分(102品目)を使用していない化粧品を指します。つまり、102の表示指定成分に指定されていない化学物質や毒性物質は、使用されている可能性があるのです。表示指定成分に含まれていない、体に有害な合成界面活性剤や防腐剤が含まれている場合もあります。
『指定されていない化学物質や毒性物質は表示しないで販売する』なんて、まるでかつての『危険ドラッグ』ですね。あれがまだ『合法ドラッグ』としてネットで販売されているとき、そのいたちごっこが問題になっていましたね。
危険ドラッグの本当の恐さ
合成界面活性剤というスコップで皮膚に穴を掘り、一時的にその穴に水を溜めれば、水分があるように見えます。しかし、膜を失ったその穴にある水分は、すぐに蒸発して消えます。水溜まりがすぐに蒸発するのと同じです。すると、そこにあるのは『乾燥肌』です。バリア機能を失ったその肌は、抵抗力がなくなっていてニキビや肌荒れのリスクが高くなってしまうわけです。
人には『天然の保護クリーム』である『皮脂』があります。『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』にはまさに、その皮脂こそが『10万円のクリームより効く天然の保護クリーム』だとあります。
スキンケア商品は星の数ほどあります。それを紹介する人も星の数ほどいます。しかし、すべての人間の意見は、必ずしも正しくありません。正しい知識を入れ、正しいスキンケアをすることが求められています。そうじゃなければニキビはできます。つまり、白ニキビを作ってしまいますし、そのまま次の段階へと進行させてしまうでしょう。
考えることはたくさんあり、実に複雑な構造をしていて、まるで『迷路』です。その迷路でさまよう人が多いことをいいことに、数々の『有害物質が入った化粧品』が蔓延しているのが現実です。あなたのスキンケアは本当に正しいと専門家に胸を張って言えるでしょうか?言えるならそのスキンケアを続けましょう。
毛穴が開いてその中に皮脂と古い角質とが交じり合った汚れが詰まった状態。あるいは、皮脂が空気に触れて酸化し黒く見える状態が黒ニキビだと、各専門家は言います。ではもう一度、白ニキビと黒ニキビの違いをまとめてみましょう。
白ニキビと黒ニキビの違い
白ニキビ | ニキビの中の皮脂が空気に触れていない状態 |
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黒ニキビ | 空気に触れて埃や皮膚表面のアカなど酸化物がくっついた状態 |
一番わかりやすいのは、『黒ニキビは空気に触れて汚れている』という解釈でしょうか。白ニキビはまだ空気に触れていないわけですからね。この時期のニキビだと、まだホームケアだけで治せる範囲です。赤ニキビまで進んでしまうことを何としても避けたいんですね。
黒ニキビが出来ても触らないようにしましょう。これによってニキビが悪化し、炎症が進んで赤ニキビへと変わってしまう可能性があります。すると、なかなかニキビが治らなくなり、何らかのニキビ痕が残ってしまう最悪の事態になりかねません。触るというのはそれだけでニキビの原因になりますからね。
ニキビを触る癖がある人は危険?炎症して悪化させないための対策とは – Inquiry. |
潰して芯を押しだす方法は、この黒ニキビの段階までが有効だとされています。『ニキビのことならまかせなさい』(光文社)にはこうあります。
コメドを押し出すのは、第2期ならば白ニキビも黒ニキビもどちらに行って構いません。ところで、第2期で使ったコメド圧子を第3期(赤ニキビ)でも使おうとして、大失敗をしてしまう人がいます。第2期はまだ感染症を起こしていないので、うまくいけばするっと気持ちよくコメドを取り除くことが出来ました。第3期はニキビが炎症を起こしている真っ最中なので、刺激を与えるのは厳禁です。無理にコメド圧子で押すと、ニキビの中の膿や体液がにじみでてきたり、また皮膚がもろいのでかえって傷痕を大きくしてしまいます。(中略)繰り返しますが、コメドを押し出すのは第2期だけに有効なホームケアです。
第2期は白ニキビ、黒ニキビで、第3期は赤ニキビの段階のことです。つまりこういうことですね。
ニキビの中身を押し出すことについて
白ニキビ、黒ニキビ | 可能そうであれば、清潔にすることが前提でOK |
---|---|
赤ニキビ | NG。傷痕が残ってしまう可能性 |
黒ニキビの段階であればまだ何とか芯を押し出すことが可能です。その際、各専門家は『必ず清潔にし、コメドプッシャーを使い、自信がないなら自分でやらずに皮膚科を尋ねて』と言っています。
私の感想ですが、コメドプッシャーは使いづらくて結局指で押し出しています。しかし、専門家たちは皆そういうやり方を推奨しません。ですから、そうするのであればまだ綿棒を使って両端から押し出した方がいいでしょう。それは人によりますね。大勢の人に話をするなら、それが王道の方法ということになります。しかし中には私と同じように指で押し出した経験があり、私のように何事もないという人もいるでしょう。そういう人はそれでいいでしょうし、また過信し、
自分は大丈夫
だと思うのは勝手ですが、私同様、専門家の意見に逆らっているわけですから、いつかそのやり方が通用しない年齢になってニキビ痕になっても文句を言わないようにしましょう。ただ傷の治りが早い年齢だから通用していたという可能性もありますからね。
また紫外線ですが、下記の記事に書いたように、黒ニキビのこの段階は、日光の紫外線の殺菌効果を使い、ばい菌を退治することができます。以下の記事から抜粋してみましょう。
紫外線はニキビの大敵!活性酸素がもたらす害は思っているより大きい – Inquiry. |
日光の紫外線の殺菌効果を使い、ばい菌を退治することができる。しかし、日差しの強い午前11~午後2時などではなく、朝や夕方の朝日や夕日の弱い紫外線を浴びて殺菌する。
基本的には『紫外線はニキビの大敵』なのですが、この段階においては、『弱い紫外線』に限りその殺菌効果を使ってニキビを殺菌するという考え方があります。元より、朝日や夕日くらいの紫外線であれば、浴びても大きな変化はほとんどありません。ですから、記事に書いたように『引きこもり』の生活をして、過度に紫外線を避け、
ということがないように、朝や夕方に散歩して弱い紫外線を浴びることを検討しましょう。ホメオスタシスというのは『人間が正常でいるための機能』です。運動不足によって自律神経やホルモンバランスが乱れ、免疫機能が低下するので、ホメオスタシスが保てないんですね。
人間が正常でいるための機能。
また女性の場合はお化粧ですが、基本的にすべての段階で、毛穴を詰まらせるもとになる『油性のファンデーション』を使わないようにします。クレンジングを使って洗い落とせばいいと思っても、そのクレンジング剤自体が肌に悪影響を与えますし、毛穴を詰まらせる原因になります。
ニキビに有効なスキンケアを知らない人が多すぎるって本当!? – Inquiry. |
ファンデーションのかわりに推奨されるのは、
であり、
などのポイントメイクです。どの段階にあってもニキビ体質の人はこのような化粧方法を意識するようにしましょう。『ニキビのことならまかせなさい』(光文社)にはこうあります。
しかし、仕事の都合、あるいは結婚式やパーティなど、どうしてもフルコースの化粧をしなければならない日もあります。そういうときは、ファンデーションをぬるまえにニキビの上に小さく切った消毒済みの肌色のテープを張る方法をお勧めします。(中略)このほうが、毛穴の詰まりが少なくて済みます。
ファンデーションやベースメイクでニキビを隠すと悪化する?~クレンジング剤のリ… – Inquiry. |
この本は古い本ですから『肌色のテープ』と言いますが、これは例えば『ニキビパッチ』のようなものでもいいわけです。下記の記事から一部を抜粋しましょう。
ニキビパッチはニキビに効くの?効果的な使い方とは – Inquiry. |
下記の動画にあるように、これらのニキビパッチは『化粧前に貼る』という選択肢も有効です。
【ニキビ】もう大丈夫。ニキビの上からメイクが出来る!ニキビパッチの紹介【リカバークリアパッチ】
動画で紹介されているのは以下の商品ですね。
※写真サイズが修正できず、大きく表示されています
これは塗るタイプのニキビパッチで、シートではありません。ポイントは、ニキビにピンポイントで塗るということです。これであれば上からファンデーションを塗ってもシートタイプよりも目立たないということですね。しかしやはり今も昔もポイントになっているのは、
というところです。とにかくニキビが出来ている部分と、そうじゃない部分でメイクを変えることが求められているわけですね。
食事は基本的に、油もの、揚げ物等を避けた方がいいでしょう。ニキビの大きな原因の一つは皮脂ですから、やはり高脂肪食品は避けるべきです。単純に、
という、比較的誰にでもわかりやすい高脂肪食品を意識して避けるだけで、大分皮脂の分泌を抑えることができるでしょう。赤ニキビの段階の人に比べてそこまで厳密な食事の制限をする必要はなく、このあたりの食事さえ気を付ければ問題ありません。脂質というのはある程度人間の身体に必要なものでもありますから、ボディビルダーのようにガチガチに管理する必要はないでしょう。
【減量】うまく脂肪だけを落とす1日の食事料理。
【フル食】僕の食生活! ~減量期
ただし、食事に関しては以下の記事で更に詳細を追及していますので、併せてご確認ください。なかなか深い話になります。
また、
というポイントも重要です。ビタミンエースは、ビタミンの中でも抗酸化力の強いトップ3であり、人間にとって欠かせない栄養素です。もちろんニキビの治療にもとても有効です。ではそれぞれの効果をまとめてみましょう。
ビタミンACE(エース)の効果
ビタミンA | 肌の保護や発育、細菌に対する抵抗力を高める |
---|---|
ビタミンC | 病原菌への抵抗力を高め、壊れた細胞を修復する |
ビタミンE | ニキビに打ち勝つための免疫力を高める |
それぞれが抗酸化作用を持っているのですが、更に厳密に言うと、このように違う働きをしてくれて、様々な角度からニキビ治療の手助けをしてくれます。例えば車が故障したとき、直すなら一人の整備士に頼むより、三人の異なった知識を持った整備士がいてくれた方が心強いですね。ビタミンエースを摂るということは、まさにニキビ治療の三人のスペシャリストに治療を依頼するようなイメージなのです。とても心強い味方ですね。
ニキビに有効なビタミンとは?一つの栄養を摂っても効果は低い – Inquiry. |
ビタミンエースについては下記の記事に書きましたので併せてご確認ください。どんな食事に含まれているかなどということをまとめてあります。
ベータカロテン(ビタミンA)が豊富に含まれている『ニンジンスープ』、
材料がシンプルなほど美味しくなる人参とトマトのポタージュの作り方:How to make Carrot and Tomato Potage | Veggie Dishes
ビタミンCがたくさん摂れる『ブロッコリー』と鶏肉のレンジ蒸し、
鶏むね肉とブロッコリーのレンジ蒸し 、 電子レンジ加熱時間の目安
ニキビ対策としてビタミンEを摂るために推奨される『煎茶』、
【森半】煎茶の美味しい淹れ方
このような食事であれば、全て低脂肪食品であり、油も控えていて、高栄養素のヘルシーフードです。レシピは星の数ほどありますから、自分の好みと照らし合わせて考えて食べるようにしましょう。
また、『ビタミンACE(エース)を浪費しない』ということですが、ビタミンというのは『浪費』することがあります。例えば、人が物事に驚いたときに、ビタミンCを500mg消費すると言われています。これは、レモン25個分、皮ごと食べた場合であれば、5個分のビタミンCの含有量と同じです。
等の嗜好品は、適量を守れるならストレス解消に役立ち、むしろ健康になるという見方もありますが、特にタバコなどはそう見ない専門家だらけです。中には100歳を超えても喫煙している人がいますから、例外はあるのですが、王道の答えはNGです。
コーヒーを飲むことはニキビの原因になる?カギは砂糖と飲む量か – Inquiry. |
タバコはニキビの原因になる?喫煙がもたらす8つの美容悪化効果 – Inquiry. |
赤ワイン・ビール・日本酒等のアルコールはニキビの原因?それとも治療の対策の一つ? – Inquiry. |
また、それらの物質を体内に入れると、ビタミンCを消費することに繋がります。これが『ビタミンCの浪費』です。また同じように、体に悪影響を及ぼす生活習慣を送っていたら、ビタミンCに限らずあらゆるビタミンやミネラル、酵素などを消費します。
薬を使わないでEDを改善する方法とそのメリットとは – Under”I” |
上記の記事でも『『薬の長期服用における酵素の浪費のリスク』という問題は、なかなか目を逸らすことができない』と書いています。薬を常用している人も、体の中の何らかの必要な栄養素を『浪費』していることになります。同じ考え方で『ストレス』もそうです。『ニキビのことならまかせなさい』(光文社)にはこうあります。
私たちがストレスを感じると、副腎皮質ホルモン系のホルモンの働きが活性化しますが、この作用が血中のビタミンCを通常より余分に消費することになるからです。
ビタミン、ミネラル、酵素を『浪費』してしまう要素は実にたくさんあります。それらが体内からなくなると、体内のホメオスタシスが保てません。ですから人間の身体は、ホメオスタシスを保つことを何よりも優先しますから、『命の維持』に使われてしまった栄養は、『美容』の部分にまで到達しないのです。コラーゲンやビタミンCを摂ったり、塗ったりしても必要な部分に届かないと言われているのはこういったことが一つの原因なんですね。
大気汚染がニキビに与える影響は?有害物質をデトックス(解毒)しよう! – Inquiry. |
そして私がなにより重要だと思うのは『睡眠』です。以下の記事を見て、その最適化をしましょう。
睡眠不足がニキビの原因?その通り、とても大きな原因の一つです! – Inquiry. |
赤ニキビというのは、ニキビの段階では『最終段階』の位置づけになる状態です。人によっては、赤ニキビの次の段階を説明する人もいます。
炎症が進み、毛穴の周囲の組織が破壊され、ダメージが真皮にまで及ぶため、ニキビ痕になる。
『黄ニキビ』ですね。しかし往々にして赤ニキビというものは、ニキビの最終段階と考える専門家が多いようです。例えば『ニキビのことならまかせなさい』(光文社)にはこうあります。
- 第3期…ニキビが化膿し、赤くはれる。膿が溜まり、触ると痛い。
- 第4期…痛みが取れたあとに残った赤みや色素沈着、デコボコしたニキビ痕の状態
とあります。第3期は『赤ニキビ』の説明ですよね。しかし第4期は『ニキビ痕』の状態ですから、黄ニキビについては触れていません。したがって、往々にして赤ニキビというものは、ニキビの最終段階と考えることが多いということですね。
とにかくニキビというものはなるべく『ニキビのでき始め』の段階で治したいということがわかりますね。、思春期にニキビができる原因と流れを思い出しましょう。注目したいのは『コメド』ですね。コメドができなければ、第1段階の『ニキビのでき始め』へは移行しないわけです。そして当然そうなれば、第2、第3と次のステージに進むことはありませんから、なるべく『第0段階』をキープしたいということがわかります。
病気でもそうですよね。例えば癌の治療です。
大腸がんのステージ分類
ステージ0 | がんが大腸の粘膜の中にとどまっている。 |
---|---|
ステージ1 | がんが大腸の壁の筋肉の層にまでとどまっている。リンパ節転移はない。 |
ステージ2 | がんが大腸の筋肉の層の外にまで浸潤している。リンパ節転移はない。 |
ステージ3 | リンパ節転移がある。 |
ステージ4 | 血行性転移(肝臓や肺への転移)や腹膜播種がある。 |
癌の治療は、ステージが早ければ早いほどいいですよね。他に転移したり、悪化してしまってうと最悪の場合は命を落とします。私の父親も肝臓がんで亡くなりましたから、よく知っていることです。
これで言うとステージ0はすでにがんが進行していますが、ここで考える『なるべく『第0段階』をキープしたい』というのは、『コメドを作らないような生活習慣を送りたい』ということになります。では一体そのためにはどうすればいいのでしょうか。ニキビは一つの原因によって発症するわけではないので、このすべての要素を最適化することが求められます。それが『第0段階』のキープにつながるわけですね。
しかしそれは結構容易ではなく、先ほども『ニキビの出来る理由は複雑』と出てきましたね。コメドは皮脂詰まりであるからして、皮脂に注目してしまいがちですが、ニキビは必ずしも皮脂が多いからできるわけではないわけです。例えば下記の記事に書いたような、機械的刺激がその一つですね。
ニキビを触る癖がある人は危険?炎症して悪化させないための対策とは – Inquiry. |
むしろ、常に『第0段階』を一生キープし続けることができる人は、ごくごく稀だと言っていいでしょう。限りなくゼロに近いでしょうね。無意識に起きてしまう第二次成長期や、生理現象におけるホルモンバランスの乱れがあっても微動だにしない人が、そこにいるわけですからね。
そう考えると、無理に『第0段階』を意識するというよりは、『なるべく初期段階で治す』という考え方の方が自然かもしれません。
そうなってくると対処法も絞られてきますから、対策も取りようがあります。例えば先ほどの記事に書いたように、洗顔方法の最適化ですね。
正しい洗顔をするためには、以下の6つのポイントを押さえることが必要です。
このうちのいずれかを怠っている場合は、無意味な刺激、皮脂の増加等の理由により、ニキビの原因、あるいはニキビが悪化する原因を作っていることになります。例えばぬるま湯についてですが、そうすることによって皮膚が温められ、毛穴が開き、毛穴の中にある余分な皮脂も出ていきやすくなります。
また、古くなった角質も柔らかくなり、はがれやすくなるんですね。しかし、冷たい水を使うと毛穴が収縮するので、余分な皮脂が毛穴の中に詰まったままになりがちですから、それはニキビの原因となるのです。
ニキビに有効な洗顔は?ピーリング、酵素洗顔、間違った方法とは何か – Inquiry. |
運動不足についてもそうですね。運動不足でニキビが出来てしまうのは以下の2つの理由からです。
運動不足によってニキビができる原因
ホルモンバランスが乱れると、皮脂が過剰に分泌され、それをエサにしてアクネ菌が増殖し、コメドが炎症を起こす可能性があります。したがって、適度に運動をしていくことを心がける必要があります。
運動不足はニキビの原因?ホルモンバランスを正して予防しよう – Inquiry. |
タバコもダメですね。タバコというのは、
というこれだけの理由で、ニキビと深く関係している有害物質なのです。こういう知識を一つずつ覚えていけば、初期段階でニキビを治療することができるわけですね。
タバコはニキビの原因になる?喫煙がもたらす8つの美容悪化効果 – Inquiry. |
正直、専門家の意見を見ても、『赤ニキビ』の段階の適切な対処法というのを正確に説いていません。例えば、『ニキビのことならまかせなさい』(光文社)にはこうあります。
第3期のニキビーばい菌が暴れだしているー
この時期になると、毛嚢の奥にすみついて静かに暮らしていたニキビ菌が、詰まった脂をエサにして活発に活動をはじめ、周囲の毛嚢にもばい菌が広がっていきます。また、いつも肌の表面に住んでいて何も悪さをしない常在菌と呼ばれるばい菌までもが、皮膚表面から毛嚢へ侵入してきます。(中略)ニキビをひどく悪化させないためには、最悪でもこの時期のニキビを見逃さないことが大事です。これを見落としてしまうと、肌の抵抗力がどんどん弱っていき、皮膚の表面にいるブドウ球菌や大腸菌のような酸素を好む菌までもがニキビに感染し、複合汗腺という厄介なものを起こし、炎症が非常に重くなるからです。
などと、この後もズラズラと、赤ニキビがどれだけ重症なのかということについて書いてありますが、これという対策について書かれていません。あるいは、『赤ニキビの初期段階で治すことができるかどうか』ということについても触れていて、赤ニキビを悪化させるともう手遅れのような、それくらいの厳重注意がされています。
例えばその前の『第2期のニキビ(白、黒ニキビ)』の説明にはこうあります。
第3期にニキビを悪化させないためにも正念場といえるでしょう。
つまり、第2期の段階が正念場(一番の頑張りどころ)。したがって、もう赤ニキビにまで炎症してしまったら、あまり適切な対処法というものがないのです。ですからここで考えたように、『なるべく初期段階で治す』ということを意識し、普段からの予防が何よりも重要だということなんですね。
見るに堪えないくらい悪化してしまった場合は、皮膚科に行くのが一番です。素人判断で色々やるよりも、それが最善の選択肢となります。ただ、皮膚科に行かなくても赤ニキビの初期段階で生活習慣を改めることができれば、治療することはできます。私がそうでした。私はめったに赤ニキビになるまでニキビを悪化させないのですが、その時期、
といった条件を満たしてしまい、赤ニキビを作ってしまいました。薬物というのは、
等です。私は結構『早めに薬を飲む』習慣があり、風邪薬をよく飲みました。一日に何個も飲むことがあり、用法容量は無視していました。頭痛薬もそうです。ちょっと頭が痛くなればすぐに飲んでいました。そして、それで胃が荒れないように、胃薬を飲んでいました。
そうした薬物の乱用をかなり慢性的に長期間行い、そして、ゲームなどをしながら夜更かしをすることが多々ありました。その時期に、赤ニキビができました。普段そういうことがないから私にはすぐに心当たりがありましたので、すぐにその習慣をやめるようにしたのです。薬も漢方薬のみにするようにし、夜更かしもやめるようにしました。遅くても1時までには寝るようにし、6~8時間の睡眠を確保するようにしました。すると、1週間ほどしてさっそく赤ニキビの炎症が落ち着いてきて、徐々にニキビが治ってきました。
実は、これは今この記事を書いているこの1か月前の話です。ちょうど1か月で、炎症を起こして、皮脂や膿を押し出すことさえできないくらい腫れた赤ニキビは、途中で膿を出しながら、かなり小さく収まってきました。まだ完全に治ってはいないのですが、『赤ニキビ』の名残はありません。専門家が『赤ニキビの初期段階で治すことができるかどうか』がポイントだと豪語しているように、私もその初期段階ですぐに生活習慣を改めたことで、治癒が進んだのかもしれません。
『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典 (基本の美容シリーズ)』にはこうあります。
突然に見えるニキビもじつは段階を踏んできた
(省略)この、表面に見えていない時期からケアすること、すなわち『予防』が、ニキビケアの最重要事項。ニキビができてから、つまり噴火してしまってから治すのは、より大変になるからです。
癌もニキビも、あらゆる病気で一番大切なのは予防です。そして、最低でも『なるべく初期段階で治す』こと。取り返しのつかないことはあります。私の父が肝臓がんで亡くなったように、『そのステージまで行ったらもうやることは限られている』という事実がこの世にはあるということを理解したいですね。少なくとも私は、それでニキビ痕を作ってしまい、一生の勉強になりました。ニキビ痕という代償を払いましたが、
いずれ老化して死ぬしな
と考え、勉強代として覚悟し、生活習慣を改めることにしました。もちろん、素人判断で勝手に諦め、悪化させて代償を払うよりは、皮膚科に行って適切な治療を受けることを検討しましょう。
『医師によるニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き完全治療マニュアル―ニキビは皮膚病の一種です!!』にはこうあります。
医師がすすめるドクターズ・コスメでホームケア
ニキビや若返りに効果的なビタミンC(高濃度、誘導体、イオン導入器)
(省略)ニキビに対しては、皮脂分泌の抑制による予防効果と、赤ニキビの炎症によってできる活性酸素を中和させて炎症を抑える効果があります。このビタミンCは不安定な物質なので、家で使えるように安定させて皮膚へ吸収させるためのいくつかの方法があります。高濃度のローションや、誘導体、イオン導入するための専用器などです。
かなり炎症がひどくなった赤ニキビを素人がむやみに治療しようとすると悪化する可能性がありますが、医師によって専門的な治療を施せば改善する可能性もあります。病気はまず何よりも予防が大事ですが、なってしまったものは仕方ありません。その場合は急いで専門医に診てもらいましょう。